2011/02/20

シニアの花粉症対策

今年もいよいよ花粉の季節がやってきましたね。今年は例年よりも多くの花粉が飛ぶと言われているため、毎年、花粉症に悩まされるシニアの方は、今からできる花粉症対策をしっかりと行っていきましょう。
基本的には、なるべく花粉に触れないようにすることです。外出時には、メガネやマスクで目や口から花粉が入るのを防ぎましょう。また、化繊系の上着を着ていくと、脱いだときに花粉を落としやすくなります。
布団を干したときは、取り込んだ後に掃除機などでしっかりと花粉を落としましょう。洗濯物は、できれば肌に直接触れる下着類だけでも、室内に干すことをおすすめします。室内の花粉が気になる方は、空気清浄機の利用もおすすめです。

花粉症の症状が重くなることが予想されるシニアの方は、病院にて症状を軽くする薬を処方してもらうようにしてください。病院に行くほどでもないという方は、最近話題の「べにふうき緑茶(紅富貴緑茶)」を飲んでみるのもよいかもしれません。べにふうき緑茶は、もともと日本の「べにほまれ」と中国系の「ダージリン」を交配して作られた紅茶用の茶葉ですが、抗アレルギー作用のあるメチルカテキンとストリクチニンが含まれていることがわかっています。
べにふうき緑茶は、特に鼻水や鼻づまりなどの症状があるときに飲むと改善効果があるようです。効きかたには、個人差があるので万人に効くというわけではないようですが、お茶の好きなシニアの方にはおすすめできる花粉症対策のひとつです。
そのほか、漢方薬やサプリメントによる花粉症対策もあります。
  ⇒ 花粉症を和らげる方法

2011/02/12

黒い食品ほど栄養豊富

黒豆や黒ゴマ、黒砂糖など、黒い食品に注目が集まっています。黒豆はお正月のおせち料理に良く使われますが、お正月に食べるだけでは、もったいないほど栄養豊富で、健康にも良い食品です。
畑の肉と言われる大豆の栄養と健康効果については、もうすでに多くの人が知っていますが、大豆の仲間である黒豆はさらに栄養が豊富です。黒豆には大豆と同じようにイソフラボンやサポニン、レシチンなどの栄養が含まれているほか、皮にはアントシアニンという色素が含まれています。
このアントシアニンは、ブルーベリーにも含まれていて視力の向上や疲れ目緩和に役立つほか、血液をさらさらにしたり、体内の活性酸素を減らして、がんの発生を防いだり、老化を防止する働きがあると言われています。
また、ゴマには血行を良くするビタミンEや抗酸化物質のセサミンやセサモリンが含まれていますが、黒ゴマにはやはりアントシアニンが含まれていて、白ゴマ以上に栄養豊富であることがわかっています。
黒砂糖もまた、白砂糖にはないカルシウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルやビタミンを多く含み、血行促進や骨そしょう症の予防、冷え性の改善などに役立ちます。煮物や、コーヒー、紅茶に砂糖を入れる場合など、何気なく白砂糖を使ってしまいますが、もっと黒砂糖も活用したいですね。
このように、黒い食品と白い食品を比べるとやはり栄養的には、黒い食品に軍配があがります。どちらを買おうか迷ったときは、なるべく黒い食品のほうを選びましょう。

2011/02/08

年をとると体が縮む・・・その原因は?

「年をとると体が縮む」ということがよく言われます。実際に、90歳以上の高齢の方を見ると、身長・体重ともに減少しているのがわかります。
では、なぜ年をとると体が縮むのでしょう。その謎を解くカギは、体の水分量にあるようです。健康な成人の体の水分量は約60%ですが、加齢に従い、10%ほど減少して来ます。体内の水分量が減少するということは、体が乾きやすくなるということで、肌が乾燥しがちになり、しわやたるみを作ります。
それだけならよいのですが、水分が減ると体の各器官を構成している細胞も縮むのです。体を支えている骨量や筋肉量は20歳代から徐々に減少しますが、特に女性の場合は更年期のあたりから急激に減少します。脂肪組織だけは残るので、50代の頃は腰周りやお腹周りに脂肪がついている人が多いようです。これが俗に言う「中年太り」というものですが、さらに高齢になるとその脂肪も徐々に減少して来ます。
そのほか、肝臓や腎臓などの内臓を構成している細胞も縮み、身長・体重の減少に影響を与えます。また、内臓の萎縮は、それぞれの働きの低下を招き、病気にかかりやすくなります。同時に脳の萎縮や脳細胞の減少も起こっているわけですが、それが進行すると、認知症になる可能性もあり、これは何としても避けたいところですね。
このようなことが原因で、「年をとると体が縮む」わけですが、毎日、栄養バランスの良い食事を取り、適度な運動をして骨量や筋肉量を減らさないようにすれば、体の縮み方を最小限に抑えることができるかもしれませんね。

2011/02/01

寒さと冷えで頻尿になるのはなぜか

寒い日が続いているこの時期、寒さと冷えによる頻尿に悩まされるシニアの方も増えています。昼間はまだ良いとしても、夜間に何度もトイレに行くのはつらいですね。

寒いと頻尿になる原因のひとつは、汗の量です。私達はお茶を飲んだり、味噌汁を飲んだりと毎日水分を摂っていますが、暑い夏ならその水分の一部が汗となって体外に排出されます。しかし、寒い冬は殆ど汗をかきません。汗として流れ出る水分まで、尿のほうにまわることになり、どうしても尿の量が増えます。そのため、何度もトイレに行くことになってしまいます。

また、体が冷えると人間の脳はそれを「疼痛刺激」として感じてしまい、交感神経が優位になります。その結果、膀胱が過敏に反応し、収縮してしまうためにトイレが近くなってしまうのです。緊張したときや興奮したときなどもトイレが近くなりますが、やはり交感神経が優位になり、膀胱が収縮するからです。

寒さや冷えによる頻尿を防ぐには、ともかく体を冷やさないことが大切です。特に手足や下半身の冷えには注意してください。
また、普段から適度に体を動かし、全身の血液の循環を良くしておくことも寒さや冷えによる頻尿対策になります。

人気の投稿