東日本大震災から1週間がたちますが、「地震酔い」に悩む方が増えているそうです。地震酔いとは、車酔いや船酔いと同じように、視覚情報と三半規管で感じる平衡感覚にズレが生じ、自律神経が興奮して生じるもので、実際は揺れていないのに揺れていると感じて気分が悪くなったりする症状です。
特に今回の大地震は、揺れていた時間が非常に長く、東北地方および関東地方に大きな被害をもたらしました。目の前で家屋が倒壊するさまは、言葉では言い表せないほどの恐怖です。また地震当日の夜は、ひっきりなしに余震が続き、そのたびに身がすくむような思いをし、一睡もできなかったというシニアの方も多くいます。そのような経験による記憶と、「また、大きな地震が来たらどうしよう」といった不安が、地震酔いを悪化させている原因とも言えます。
地震酔いを改善する方法は、まずは自分で自分を安心させることです。今回の地震はマグニチュード9.0という巨大地震でしたが、余震は本震より大きく揺れることはありません。また、余震の起こる頻度も最初の3日間は確率70%、その後は40%、20%と徐々に落ち着いてきています。
「揺れている」と感じたら電気のスイッチのひもなどを確認してみてください。ひもが動いてなければ地震は来ていないので、お茶でも飲んでリラックスしましょう。また、あめをなめたり、チョコレートなどを口に入れるのも効果的です。
車酔いも車から降りてしばらくすれば改善するように、地震酔いも徐々に改善して来ます。あせらずじっくりと治しましょう。
2011/03/18
2011/03/04
精神状態と血圧の関係
高血圧は、自覚症状がないうちにさまざまな生活習慣病を引き起こします。そのため、常に血圧の変動には気をつける必要がありますが、精神状態も血圧の上昇に大きな影響を与えます。
心配事や悩み、不安などがあってそれが長期間続くと、自律神経に影響を与え、交感神経の緊張状態が続いて血圧を上昇させてしまうのです。
また、急激な怒りや驚きといった精神状態は、感情中枢を興奮させ、血圧の上昇を招きます。このような時は、脳内の血管も急激に広がるため、顔が赤くほてったり、頭痛が起きたりすることもあります。
病院の診察室などで普段よりも高い血圧が計測されてしまう白衣高血圧(はくいこうけつあつ)も、精神状態が血圧に影響を与えるひとつの例と言えます。家庭で測定するときには何ともありませんが、病院の診察室で医師や看護士を目の前にすると、精神的に緊張し、それが自律神経に影響を与え、血圧が上昇してしまうのです。
職場の健康診断の時にも、「血圧が高く出たらどうしよう」といった不安な精神状態から、血圧が上昇してしまうこともあります。このような時は、深呼吸をして気持ちを落ち着かせてからもう一度測定してもらうようにすると、正確に近い血圧を測定することができます。
人間である以上、常に平安な心の状態を保つのはなかなか難しいですが、精神状態が血圧に影響を与えるということを知っておくことは大切です。特に長期間の心配事や悩みを抱えてストレスが溜まりがちなシニアの方は、気分転換や休息などをとることにより、血圧の上昇を抑え、安定させることができます。
心配事や悩み、不安などがあってそれが長期間続くと、自律神経に影響を与え、交感神経の緊張状態が続いて血圧を上昇させてしまうのです。
また、急激な怒りや驚きといった精神状態は、感情中枢を興奮させ、血圧の上昇を招きます。このような時は、脳内の血管も急激に広がるため、顔が赤くほてったり、頭痛が起きたりすることもあります。
病院の診察室などで普段よりも高い血圧が計測されてしまう白衣高血圧(はくいこうけつあつ)も、精神状態が血圧に影響を与えるひとつの例と言えます。家庭で測定するときには何ともありませんが、病院の診察室で医師や看護士を目の前にすると、精神的に緊張し、それが自律神経に影響を与え、血圧が上昇してしまうのです。
職場の健康診断の時にも、「血圧が高く出たらどうしよう」といった不安な精神状態から、血圧が上昇してしまうこともあります。このような時は、深呼吸をして気持ちを落ち着かせてからもう一度測定してもらうようにすると、正確に近い血圧を測定することができます。
人間である以上、常に平安な心の状態を保つのはなかなか難しいですが、精神状態が血圧に影響を与えるということを知っておくことは大切です。特に長期間の心配事や悩みを抱えてストレスが溜まりがちなシニアの方は、気分転換や休息などをとることにより、血圧の上昇を抑え、安定させることができます。
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