2012/11/28

肌の乾燥を防ぐには?

冬は空気が乾燥しますが、同時に顔や手足の肌も乾燥しがちです。
空気が乾燥していると、皮膚の表面から水分がどんどん蒸発してしまう上に、寒さから身を守ろうとして抹消血管が収縮してしまうため、血液が末端まで行き届かないからです。
特にシニア世代の場合は、肌の表面を覆ってうるおいを保っている皮脂の分泌量も低下しています。
毎年、冬になると肌がカサカサになり、時にはかゆみも出るというシニアの方は、乾燥を防ぐための対策をしましょう。

肌の乾燥を防ぐには、まずは皮脂を落としすぎないように注意することです。顔を洗うとき、強力な洗顔料や石鹸を使用すると汚れは取れますが、保護膜の役割をしている皮脂まで落としてしまい、洗った後は顔の皮膚が突っ張ったり、パサパサしたりします。
洗顔料や石鹸はなるべく天然成分のものを選び、洗うときもゴシゴシとこすり過ぎないように丁寧に洗うようにしましょう。お湯の使いすぎも、皮脂を溶かして落としてしまうため、肌の乾燥の原因になります。
特に汚れがひどくない場合は、水洗顔だけでも十分なときもあります。

肌の乾燥を防ぐもうひとつの方法は、保湿ケアです。化粧水や乳液、保湿ローション、保湿クリームなどで、失われた水分や皮脂と同じような成分を補うことにより、潤いのある肌を保つことができます。
化粧水や乳液、保湿ローションや保湿クリームは、色々な種類のものが販売されていますので、自分の肌に合うものを選ぶようにしましょう。肌に合うかどうかわからない場合は、お試しパックなどを取り寄せてためしてみるのも一つの方法です。


2012/11/07

シャンプーのし過ぎに注意

頭部や髪の毛を清潔に保つために、シャンプーをすることは大切ですが、シャンプーのし過ぎで頭皮や髪の毛を傷め、ハゲを促進してしまうことがあるので、注意してください。
頭皮に皮脂が溜まると、毛穴が詰まって抜け毛が増えハゲやすくなると思われがちですが、皮脂には細菌の侵入を防ぎ、毛根を守るという大切な働きがあります。
シャンプーをすると、頭部の汚れと一緒にこの皮脂も落とされますが、皮膚の自律神経の働きで脳にに命令が行き、新しい皮脂が分泌されます。このようなシステムのおかげで、頭皮の皮脂は一定量が保たれるようになっていますが、毎日のシャンプーのし過ぎで皮脂が落とされ続けると、このシステムが狂って来ます。
その結果、カサカサの頭皮になって抜け毛が増えたり、逆に皮脂がどんどん分泌されてギトギトの頭皮になったりします。

また、髪の毛の1本1本は、水をはじいてつやと潤いを保つ働きをしている保護膜(皮脂酸)に覆われていますが、シャンプーにより保護膜がはがされると、パサパサの髪になってしまい枝毛や切れ毛の原因にもなります。
さらに界面活性剤入りの化学成分が主体のシャンプー剤を使用すると、皮脂や保護膜を落とし過ぎるばかりではなく、皮膚の内側にまで入り込んで頭皮の正常な育毛システムを破壊します。
十分にすすいでシャンプー剤を落とせばある程度は防げますが、そのためにはシャワーで6分から7分ほど必要と言われます。
シャンプーをすればするほど、ハゲが進行してしまうという残念な結果にならないよう、シャンプーのし過ぎにはくれぐれも注意してください。

人気の投稿