2013/01/26

将来はiPS細胞で毛髪再生が可能に

シニア世代を悩ませる薄毛やハゲ。
若い頃のようにフサフサした髪の毛があればどんなにいいだろうと思いますが、将来はひょっとしたらiPS細胞で毛髪再生が可能になるかもしれません。
iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、2006年に山中伸弥教授率いる京都大学の研究グループによって、マウスの皮膚細胞から初めて作られたものですが、この皮膚細胞に遺伝子を組み込むことで、あらゆる生体組織に成長させることができるため、再生医療への応用が期待されています。

山中伸弥教授は、このiPS細胞の研究により、2012年にノーベル賞を受賞しており、今まで治療法のなかった難病への原因究明や治療法の発見にも各方面から多くの期待が寄せられています。
そんな中で、慶応大医学部の大山学専任講師らの研究チームが、iPS細胞による毛髪組織の部分再生に成功したとのニュースがありました。
今回はマウスの皮膚細胞を使っての研究で部分的な毛髪再生に成功したわけですが、将来的には人間の毛髪再生への応用も十分に可能とされています。
今、薄毛や脱毛症で悩んでいるシニアの方も、希望を捨てずに毛髪再生の実現化を待ちたいところですね。



2013/01/17

肩こりと耳鳴りの関係

シニアの4人に1人が悩んでいるとされる耳鳴り。耳鳴りは、第三者でも音が聴こえる他覚的な耳鳴りと、周りに音がないのに自分だけが聞こえる自覚的な耳鳴りとに分けられますが、最も多いのが自覚的耳鳴りです。
「ジー、ジー」とか「キーン」などの音が耳の奥から聞こえ、気にするといてもたってもいられなくなり、精神的にも追い詰められ、ときにはうつ状態になったりします。

耳鳴りの原因は人によりさまざまであり、特定することが難しいとされていますが、肩のこりや首のこりが原因となることもあります。特に慢性的な肩こりがあり、耳鳴りもあるというシニアの方は、まず肩こりを解消してみましょう。肩や首がこっていると、肩から耳につながる筋肉が緊張し、血流も悪くなっているのが普通です。筋肉をリラックスさせ、血の巡りも良くなれば耳鳴りの音が小さくなったり、改善する可能性があります。

肩こりを解消するには、マッサージをしたり、肩を暖めて温熱療法を行ったり、シップを貼ったり、磁気を利用したりと、色々な方法があります。
しかし、肩こりが解消してせっかく耳鳴りが改善しても、また肩こりがひどくなれば耳鳴りも復活してしまいます。ひとつの作業を集中して行ったり、同じ姿勢を長時間続けたりということがないように、普段から意識して肩こりを防ぐようにしましょう。


2013/01/08

今年のノロウィルスは強力

全国各地でノロウィルスが猛威をふるっています。冬季に食中毒の症状を起こすノロウィルスは今までもありましたが、今年のノロウィルスは遺伝子が変異した新型のウィルスであるため、より強力になっているようです。
ノロウィルスは、牡蠣などの二枚貝から感染することが多いため、この時期は生食は控えておいたほうが良さそうです。しかし、生食ではなくても調理中に他の魚や肉、野菜にウィルスが付着することもあります。

ノロウィルスは、非常に感染力が強く、人間の体内に入ると小腸などの消化管で爆発的に増殖します。そうすると、下痢や嘔吐、腹痛などの症状が出ますが、体力のある成人なら1~2日ほどで快方に向かうものの、乳幼児や高齢者では脱水症状を起こして重症化しやすくなり、命がおびやかされます。

ノロウィルスによる感染を防ぐには、生の肉や魚を調理する際に、別のまな板や包丁を使うか、またはそのつど丁寧に洗って消毒することが大切です。また、料理はなるべく煮物や焼き物にするなど、十分に加熱すれば殆どのウィルスは死滅します。電子レンジなども大いに利用しましょう。

もし、家族にノロウィルスの感染者が出てしまった場合、増殖したウィルスは感染者の嘔吐物や大便に大量に含まれ、回復しても1週間ほど排出され続けることを覚えておきましょう。嘔吐物を処理する場合は、マスクや使い捨て手袋をつけ、直接手で触れないようにしながらビニール袋に密封して捨てるようにしてください。
他の家族への感染を防ぐためにも、ウィルスが付着していると思われる衣類などは、塩素系漂白剤で消毒してから洗うようにしてください。

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