2014/06/15

ふくらはぎ健康法とは?

「ふくらはぎ健康法」というものが話題になっています。
一日3~5分、ふくらはぎを揉むだけで全身の血流が良くなり、体が温まってさまざまな病気の予防や回復に役立つというものです。
人間は、活動している昼間は血液の70%が下半身に集中しているそうですが、その血液を心臓に戻すために補助的な役割を担っているのがふくらはぎというわけです。確かに心臓だけの力で全身の血液を循環させようとしたら、心臓にはかなりの力が必要になります。上半身の血液は重力の助けもあって心臓に戻りやすくなっていますが、70%もある下半身の血液は、ふくらはぎの筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことによって静脈に圧力をかけ、血液を戻りやすくしているのです。
ふくらはぎは、このように静脈血を心臓に戻すポンプのような働きをしているため、「第二の心臓」とも呼ばれています。
ところが、筋肉が衰え硬くなってしまったふくらはぎでは、ポンプの役目を十分に果たすことができません。その分、心臓ががんばらなけらばならず、結果として血圧が上昇します。
また、全身への血行も悪くなるため、さまざまな病気にかかりやすくなり、老化も促進されてしまいます。

毎日、ふくらはぎを揉むことにより、固まっていた筋肉がほぐされ、脚の血流が良くなってきます。心臓の負担を減らすこともできるので、血圧が安定してきます。また、全身に酸素と栄養が行き渡るようになるため、冷え性の改善、頭痛・肩こり改善、免疫力のアップ、アンチエイジング効果なども期待できます。

揉み方は、血液を心臓に戻すような気持ちでアキレス腱からひざ裏に向かって、ゆっくりとさすることから始めます。だんだん慣れてきたら、指に少しずつ力を入れてマッサージをして行きます。
ふくらはぎのマッサージは、特に入浴後に行うと効果的です。



2014/06/08

梅雨時の冷えに注意しよう

今年は、6月とは思えないような暑い日が数日続きましたが、梅雨入りと同時に気温も下がり気味になりました。このような急激な温度変化は、シニアにとっては要注意です。
特に関節炎やリウマチ、神経痛などの持病を持っている方は、痛みが悪化しやすくなるからです。梅雨時の湿気や低気圧の影響で、血流が悪くなり、汗の蒸発もうまく行かないので体に余分な水分が溜まりやすくなります。さらに体が冷えると脳や神経が痛みに敏感になり、いつもより痛みを強く感じやすくなります。。

また、梅雨前線の影響で低気圧が停滞すると、大気中の空気が低気圧に吸い寄せられてしまうため、酸素濃度が低くなります。いつも通りに呼吸をしていても、大気中の酸素濃度に合わせて血液中の酸素濃度も低くなり、血管が拡張します。その結果、肩が凝ったり、首が凝ったり、時には頭痛を引き起こします。
さらに、梅雨時のなんとも言えない憂鬱感や、イライラが神経痛や関節痛の痛みを助長させ、頭痛や肩こりも頻繁に起こりやすくなります。
このような事を防ぐためには、何よりも冷えを予防することが大切です。体を温めることによって、全身の血流が良くなり、筋肉や神経もリラックスするため、痛みを軽減することができるからです。暖かい飲み物を飲んだり、ゆったりと入浴をするのも効果的です。また、この時期は夜間の冷えにも十分に注意しましょう。


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