2016/04/03

血管年齢を若く保とう

「見た目が若々しい人は、血管年齢も若い」とよく言われます。
一般に血管は加齢とともに硬くなって行きますが、この硬さを年齢で表したものが「血管年齢」です。血管年齢が実年齢より若ければ、体の隅々まで酸素や栄養素が行き届き、体を若々しく保つことができます。
しかし、血管が老化して硬くなると血管年齢も高くなり、脳卒中や心臓病などのリスクも高くなります。柔軟性を失ってしまった血管は、血流によって傷ついたり、血栓ができやすくなるからです。

血管年齢は、医療機関で「加速度脈波計」「脈波速度検査」などの検査を受けることにより知ることができますが、日頃から生活習慣に留意することにより、血管年齢を若く保つことができます。

毎日の食生活で、肉類よりはDHAとEPAが豊富な青魚を多く食べることにより、血液の流れを良くして血管年齢の老化を遅らせることができます。

バターや生クリーム、チーズなどの乳製品には、体内で固まりやすく血管を詰まらせる原因となる「飽和脂肪酸」が多く含まれているため、控えめにしましょう。シニアにとっては、カルシウム補給も大切ですが、カルシウムはなるべく小魚や野菜類、海藻類から摂るようにしたほうが安心です。

塩分や糖分の摂りすぎも、血管年齢を上げる要因のひとつとなっているので、注意が必要です。
また血管をしなやかに保つためには、毎日適度な運動をして血流を良くしておくことも大切です。


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