2016/01/12

首が冷えると全身が冷えやすくなる

寒い季節になると、厚手の下着を着たり、セーターやコートを着たりしますが、首は露出したままという人がいます。しかし、首が冷えると全身も冷えやすくなってしまうため、どんなに寒さ対策をしても意味がなくなってしまいます。

首には、皮膚のすぐ内側に頚動脈という太い血管が通っており、頭部と身体をつないでいます。そのため、首が冷えると血流が悪くなり、全身が冷えやすくなります。
また、頭部の付け根部分には全身の血流量を調整したり、身体の体温を調節している自律神経が走っていますが、ここが冷えるとその働きが低下します。
その結果、手足が冷えたり、頭痛、肩こりなどの症状として現れたりします。

首はこのほかにも、食物の通り道であったり、呼吸をしたときの空気の通り道であり、時には器官の内側に細菌やウィルスが付着することがあります。そして、首の周囲が冷えていると細菌やウィルスは、増殖しやすくなります。
全身の冷えを防ぎ、感染症から身体を守るためにも、寒い季節には意識して首を冷やさないようにすることが大切です。
ネックウォーマーやマフラー、ストールなどを利用して、できる限り首周りを温めるようにしましょう。外出時ばかりでなく、室内にいるときや、睡眠中も温めるようにすると効果的です。

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