2018/10/29

空気の乾燥と手荒れ

寒い季節になると手が荒れるというシニアの方は、今のうちから予防しておきましょう。気温の低下とともに湿度が低下すると、肌表面の水分が蒸発しやすくなって色々な肌トラブルを起こすからです。

この肌トラブルの中でも最も多いのが手荒れですが、空気が乾燥してくると水仕事をしたり、紙やダンボールに触れたりしただけでも、手がカサカサしてきます。そして、カサカサした状態を放っておくと皮膚表面が硬くなり、「ひび」や「あかぎれ」が生じ、出血したり痛みを感じるようになります。

寒い日は、何をするにも水よりはお湯を使いたくなりますが、お湯は肌表面を守っている皮脂膜をはがしてしまうため、手荒れにつながります。水を使った場合でも、すぐに拭き取らないと、今度は「しもやけ」の症状が出ることがあります。

少し面倒でも、水仕事やその他の家事、ガーデニングなどをする時は必ず手袋をするようにすると、手荒れを予防することができます。カサカサしていると感じた時は、早めにハンドクリームなどで保湿しておきましょう。

すでに「ひび」や「あかぎれ」で痛みがある場合は、症状に合わせた薬を塗り、悪化させないようにしましょう。手全体が荒れている場合は、就寝前にビタミンE入りの薬用ハンドクリームを塗り、もめんの手袋をして寝るようにすると、翌朝にはかなり改善することができます。

ただし、アレルギー性の手湿疹の場合は、皮膚科を受診して症状に合わせた塗り薬などをもらうようにしてください。


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