朝夕、涼しくなってくると風邪をひきやすくなりますが、熱があるわけでもないのにくしゃみや鼻水が何日も続いている場合は、花粉症かも知れません。花粉症は、春ばかりではなく秋にもあります。9月~10月になると、毎年のようにくしゃみや鼻水が出るというシニアの方は、特に秋の花粉症の疑いが強くなります。
春先の花粉症は、スギやヒノキの花粉が原因となりますが、秋はブタクサ、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、カナムグラなどの雑草の花粉が原因となります。症状は、春の花粉症と同じく、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目ヤニ、目の充血などです。
秋の花粉症は、背の低い雑草の花粉が原因なので、スギやヒノキに比べて飛散量は少なく、一般に症状も軽い場合が多いようです。しかし、くしゃみや鼻づまりなど、不快な症状が続く場合は、内服の抗アレルギー薬や、粘膜の炎症を抑えるステロイドの点鼻薬などで緩和することができるので、耳鼻咽喉科などを受診してみましょう。
また、秋の花粉症が疑われる場合は、雑草の生えている空き地や草むら、山などには近づかないようにしましょう。特に、空気が乾燥して晴れている日、風が強い日などは要注意です。どうしても外出する場合は、春の花粉症の時期と同じように、メガネやマスク、帽子などを着用するようにしましょう。
2011/09/18
2011/09/05
夏バテの後にやって来る秋バテ
9月に入ってから、ほんの少し秋の気配が感じられるようになりましたが、暑い日はあと少し続きそうです。7月、8月の猛暑日は、体から汗がどんどん失われて知らず知らずのうちに疲労がたまり、食欲も落ちて夏バテの症状が出てしまったシニアの方も、秋はホッと一息つける季節です。
しかし、油断すると夏バテの後に秋バテになってしまうことがあるので、注意が必要です。秋は晴れた日でも真夏のような暑さはなく、熱中症の危険性も少しずつ下がってきますが、気温の寒暖差が激しいという特徴があります。台風で蒸し暑い日が続いたと思えば、次の日はぐっと気温が下がったり、昼間は汗ばむほどの陽気になっても朝と夜は冷え込んだりということが起こります。
夏バテで体力が十分に回復していないときは、このような急激な気温の変化に対応しきれず、再び体調をくずしてしまいがちです。特に血圧の高い方や、その他の持病がある方は、悪化することがあるので、要注意です。
このような夏バテの後の秋バテを防ぐには、栄養バランスのとれた食事をしっかりとり、睡眠時間もたっぷりととることです。秋は、野菜や果物、魚類など旬の食べ物が豊富なので、毎日おいしくいただいているうちに体力も回復して来ます。
気温の変化に対応できるように、脱ぎ着の楽な衣類を重ね着するという工夫も、この季節の健康管理には有効です。
また、体も動きやすくなってくるので、体力をつけるためにウォーキングなどの軽い運動も始めてみましょう。
しかし、油断すると夏バテの後に秋バテになってしまうことがあるので、注意が必要です。秋は晴れた日でも真夏のような暑さはなく、熱中症の危険性も少しずつ下がってきますが、気温の寒暖差が激しいという特徴があります。台風で蒸し暑い日が続いたと思えば、次の日はぐっと気温が下がったり、昼間は汗ばむほどの陽気になっても朝と夜は冷え込んだりということが起こります。
夏バテで体力が十分に回復していないときは、このような急激な気温の変化に対応しきれず、再び体調をくずしてしまいがちです。特に血圧の高い方や、その他の持病がある方は、悪化することがあるので、要注意です。
このような夏バテの後の秋バテを防ぐには、栄養バランスのとれた食事をしっかりとり、睡眠時間もたっぷりととることです。秋は、野菜や果物、魚類など旬の食べ物が豊富なので、毎日おいしくいただいているうちに体力も回復して来ます。
気温の変化に対応できるように、脱ぎ着の楽な衣類を重ね着するという工夫も、この季節の健康管理には有効です。
また、体も動きやすくなってくるので、体力をつけるためにウォーキングなどの軽い運動も始めてみましょう。
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