2021/04/04

生活習慣病のリスクが高くなる「かくれ肥満」に注意しよう

 新型コロナ感染予防のため、外出を控えているシニアの方も多くなっていますが、体を動かす機会が減少すると、気になるのが体重の増加です。

「最近、何となく体が重い」という方は、体重を測定してみてください。
増えている場合は、意識的に運動をしてカロリーを消費するようにしましょう。

注意しなければならないのは、体重が増えていないにもかかわらず体脂肪が増えている「かくれ肥満」です。

外見上は変化がないため、本人も気づきにくいという特徴がありますが、一般に標準体重でありながら、体脂肪率の値が男性で25%以上、女性で30%以上ある場合を「かくれ肥満」と言っています。

体重が増えても筋肉量が多く脂肪が少なければ、「肥満」とは言えず心配はありませんが、かくれ肥満の場合は体脂肪の蓄積で高血圧症、高脂血症、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病、脳梗塞などの生活習慣病のリスクが高くなります。

かくれ肥満であるかどうかを確認するためにも、ときどき「体脂肪計」で体脂肪率を測定してみましょう。
増えてしまった体脂肪は、食生活の見直しや日常生活の中に運動を取り入れて行くことにより、減らして行くことができます。

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