2010/01/16

ひび・あかぎれの治し方と予防法

空気が乾燥するこの時期、手や足のひび・あかぎれで悩んでいるシニアの方も多いようです。皮膚の一番外側は表皮で覆われていますが、寒さや空気の乾燥などにより水分や油分を失ってしまうと、この表皮の伸縮性が無くなり、反り返って亀裂ができてしまいます。これが「ひび」ですが、さらに悪化して真皮層までひび割れ、血がにじんだりしたものを「あかぎれ」と言っています。

ひびやあかぎれができると、かゆみが出たり痛みが出たりして、とてもつらいものです。手全体が赤くなってひびがたくさん入った時は、夜寝る前にハンドクリームを塗り、もめんの手袋をして寝ましょう。一晩でかなり改善します。あかぎれの部分は、液体絆創膏を塗ると痛みを抑えるとともに、回復が早くなります。液体絆創膏はあかぎれの部分を覆うように塗っておけば、水分をはじきますので、水仕事もできます。塗った時にしみるものと、しみないものがありますので、薬局で購入する時は、注意書きを良く読んでください。

このようなひびやあかぎれを予防するには、室内を乾燥させないようにする事です。また、洗剤は手の皮脂まで落としてしまい、手荒れの原因になりますので、食器を洗う時や洗濯をする時は、必ずゴム手袋やビニールの手袋をしましょう。ハンドクリームをこまめに塗って皮膚の油分を補う事も大切です。保湿効果があり、皮膚を修復する働きのあるアロエ軟膏などを塗るのも効果的です。

また、外側ばかりでなく体の内側からもひびやあかぎれの予防をしましょう。血行を良くし肌の新陳代謝を促進するビタミンEや皮膚を丈夫にし炎症を抑えるビタミンA、皮膚の代謝を高めるビタミンB1などが有効です。このような栄養素を含む食品を多くとり、不足しているようならサプリメントで補うのもひびやあかぎれの予防になります。

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