2010/01/19

笑いは老化防止とガン予防に

「笑う」という事は、人間の特権のようなものですが、健康にとても良く、老化防止やガン予防にもなります。笑いは脳の前頭葉を刺激し、それが免疫をコントロールする間脳に伝わり、間脳は神経ペプチドという情報伝達物質を作り出します。神経ペプチドは、血液やリンパ液を通じて身体の中を流れ、免疫細胞のひとつであるNK細胞を増やし、働きを活発化します。
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、人体の中でガン細胞が生まれた時にいち早くそれを見つけ、攻撃して消滅させるという頼もしい細胞なのです。

「笑い」はこのように免疫力を高める効果がある他、自律神経がバランスよく働き、ストレスも解消、全身の血行も良くなり、さまざまな老化現象を遅らせます。
また、血圧を下げたり、血糖値を下げる効果もあるので脳梗塞や糖尿病のリスクを軽減します。脳波にアルファ波が多く現れるため、記憶力や集中力も増し、認知症の予防にもなります。
そして、何よりも笑うことにより、家族や周囲の人との人間関係が良くなります。

現代のシニア世代を取り巻く社会環境は必ずしも良くありませんが、免疫力をアップして健康を維持するためにも、毎日笑いながら過ごしましょう。鏡に向かって笑顔を作るだけでも効果があります。90歳とか100歳という高齢で元気な方を見ると、皆いい笑顔をしています。「笑い」と「長寿」は、切っても切れない関係にありそうです。

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