2010/01/08

ビタミンとミネラル

シニアの健康維持に欠かせないのがビタミンとミネラルですね。ビタミンもミネラルも体の中では作れないため、食事から摂る必要があります。
ビタミンとミネラルは、三大栄養素と言われるタンパク質や脂質、糖質と違って、必要量はわずかで済みますが、不足すると体調を崩す他、色々な欠乏症が現れます。何となく体調がすぐれない、眠りが浅い、疲れやすいといった症状が続く場合はビタミンやミネラルが不足している場合があります。

ビタミンCが不足すると肌が荒れたり、風邪を引きやすくなったり、ビタミンAが不足すると視力に影響を及ぼします。ビタミンEが不足すると全身の血行が悪くなり、老化を早め、冷え性になったり疲れやすくなります。また重要なミネラルであるカルシウムが不足すると骨そしょう症を引き起こしたり、鉄が不足すると貧血を起こしたりします。

このような事を防ぐためにも、毎日の食事に緑黄色野菜や淡色野菜、小魚や海藻類、大豆製品などをしっかり摂りましょう。必要なビタミンは13種類、ミネラルは16種類あります。これらをまんべんなく摂るには、食材も色々なものを摂るのが効果的です。「1日に30種類の食材を食べましょう」と良く言われますが、主食や副食合わせて少なくとも20種類の食材は摂りたいところですね。
それでも不足する場合は、サプリメント(栄養補助食品)を利用するのもひとつの方法です。色々な種類のビタミンやミネラルを摂取できる「マルチビタミン」や「マルチミネラル」を摂取すると相乗効果が期待できます。

しかし、「何事も過ぎたるは及ばざるがごとし」という言葉にもあるように、過剰摂取には十分に注意しましょう。栄養があるからとサプリメントを多めに摂っても、それだけ効き目が良くなるというわけではなく、場合によっては副作用(過剰症)があらわれ、健康を害してしまう事もあります。
特に体調のすぐれない方や、何らかの薬を常用しているシニアの方は、サプリメントを摂る場合、必ず主治医か薬剤師に相談してから摂取するようにしてください。

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