2009/12/27

加湿器が原因の加湿器病

空気が乾燥してくると、インフルエンザや風邪のウィルスの増殖が活発になります。
室内の空気の湿度を上げて空気の乾燥を防いでおけば、ウィルスの活動が弱まり、インフルエンザや風邪に感染する危険性が減少するため、最近は加湿器を設置する家庭が増えています。
しかし、この加湿器の手入れが不十分なため、容器の中で細菌やカビなどの微生物が繁殖し、それが空気中にばら撒かれる事が原因で「加湿器病」にかかることがあるのです。
加湿器病は、アレルギー性の肺疾患ですが、加湿器から空気中にばらまかれたカビや細菌がアレルゲンとなり、これを長期に渡って吸い込んだ場合に発症します。具体的な症状は風邪のような咳や発熱、悪寒、全身の倦怠感などですが、重症化すると呼吸困難を起こす場合があります。

加湿器には、色々な種類がありますが、最も加湿器病を起こしやすいのは「超音波式の加湿器」です。超音波式の加湿器は、熱を使用しないためやけどの心配もなく、運転中の騒音も殆どありません。水がなくなれば継ぎ足すだけで良いので、手軽に使用できるという事で普及しましたが、タンクの中や本体の水にカビや細菌が発生しやすいという欠点があります。
まめに清掃すれば良いのですが、たとえ毎日清掃してもカビや細菌の発生を完全に抑えるのは難しいのが実情です。
「加湿器病」を予防するには、「超音波式」の加湿器の使用をやめ、「気化式」や「スチーム式」、「ハイブリッド式」の加湿器を選ぶ事です。

参考リンク
 加湿器病(過敏性肺臓炎)に注意!

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