2009/12/04

血管に骨!恐怖のカルシウムパラドックス

カルシウム足りていますか?
ちょっと自信のないシニアの方はカルシウム不足の怖さを認識してください。
人間の体の中のカルシウムは99%が骨に蓄えられ、残りの1%は血管の中にあります。この血管の中のカルシウムの量は常に一定に保たれているのですが、不足すると副甲状腺ホルモンが分泌され、骨から血液の中へカルシウムを溶け出させるのです。
しかし、カルシウムが不足している状態が続くと、血管の細胞はカルシウムを溜め込もうとします。そうして血管の中に骨と同じカルシウムの固まりができてしまうのです。
カルシウムが不足すると、骨からカルシウムが血管に溶け出してしまうので、骨のほうはもろくスカスカになり骨そしょう症に・・・。逆に血管にはカルシウムが溜まって石灰化してしまう。これを「カルシウムパラドックス」と言うそうです。
カルシウムが溜まってしまった血管は硬くなり、動脈硬化に・・・。動脈硬化になると血管が詰まったり、心臓からの血液が全身へスムーズに流れなくなり、ついには心筋梗塞や脳梗塞へとなる危険性があります。
カルシウムの不足はこのように骨そしょう症、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などの他にも色々な病気を引き起こします。認知症やアルツハイマー、アレルギー症状やがんの発症にもカルシウムの不足は関係しています。
健康で長生きするためにも、カルシウムを十分に摂るようにしましょう。

参考サイト
・カルシウムが不足するとどうなるか
・恐怖のカルシウムパラドックスとは?
・カルシウム不足が動脈硬化の原因に

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