2011/09/18

秋にも花粉症がある

朝夕、涼しくなってくると風邪をひきやすくなりますが、熱があるわけでもないのにくしゃみや鼻水が何日も続いている場合は、花粉症かも知れません。花粉症は、春ばかりではなく秋にもあります。9月~10月になると、毎年のようにくしゃみや鼻水が出るというシニアの方は、特に秋の花粉症の疑いが強くなります。

春先の花粉症は、スギやヒノキの花粉が原因となりますが、秋はブタクサ、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、カナムグラなどの雑草の花粉が原因となります。症状は、春の花粉症と同じく、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目ヤニ、目の充血などです。

秋の花粉症は、背の低い雑草の花粉が原因なので、スギやヒノキに比べて飛散量は少なく、一般に症状も軽い場合が多いようです。しかし、くしゃみや鼻づまりなど、不快な症状が続く場合は、内服の抗アレルギー薬や、粘膜の炎症を抑えるステロイドの点鼻薬などで緩和することができるので、耳鼻咽喉科などを受診してみましょう。

また、秋の花粉症が疑われる場合は、雑草の生えている空き地や草むら、山などには近づかないようにしましょう。特に、空気が乾燥して晴れている日、風が強い日などは要注意です。どうしても外出する場合は、春の花粉症の時期と同じように、メガネやマスク、帽子などを着用するようにしましょう。

人気の投稿