2015/08/11

高齢者の夜間熱中症が増加

猛暑日が続き、全国で熱中症による救急搬送が増えています。「こまめに水分補給を・・・」とよく言われますが、水分補給だけでは防げないのが熱中症です。

熱中症は、高温・多湿の環境で大量に汗をかき、体内の水分や塩分、糖分、ミネラルが不足したり、体温調節ができなくなってしまうことにより発症します。
初期症状は、めまいや頭痛、吐き気などですが、次第に血圧の低下、疲労感、おう吐などの症状が現れます。さらに脱水症状が進行し、体温調節機能が働かなくなると、体温が40℃を超えてひきつけや意識障害を起こします。

高齢者の場合は、寝ている間に熱中症が進行する「夜間熱中症」が増加しているそうなので、注意が必要です。最近の住宅は気密性が高く、夜になって外気温が下がっても室温は下がりにくく、高温・高湿度の環境の中で寝ていることになります。
また、高齢者は睡眠中に汗をかいて水分が多量に失われても「のどが渇いた」と自覚しにくく、対応が遅れがちです。

夜間熱中症を防ぐためには、窓を開けて通気性をよくする必要がありますが、無理な場合はエアコンや冷風機などで室内の温度と湿度を調整するようにしましょう。また、いつでも水分が取れるように、枕元に冷たい飲み物を用意しておくのもひとつの方法です。


2015/06/25

クーラーの冷やし過ぎによる夏風邪に注意

梅雨時の6月から7月にかけて、注意したいのが夏風邪です。
じめじめとした天候が続くこの時期は、どうしても食欲が落ちたり、睡眠不足になりがちです。その結果、免疫力が落ち、色々なウィルスに感染しやすくなります。

また夏風邪を誘引する大きな原因のひとつに「クーラーによる冷やし過ぎ」もあります。クーラーのきいた部屋に長時間いると喉がカラカラになることがありますが、こんな時は唾液による防御機能も働かないため、細菌やウィルスに感染しやすくなります。

特に、夜間クーラーをつけっぱなしにしている場合は要注意です。睡眠中、除湿された冷たい空気を吸い続けることになり、翌朝目覚めたときは、喉がカラカラで痛みさえ感じることもあります。体も冷え、気づいたら鼻水が出たり、熱が上がってきて風邪をひいていたということになりかねません。

熱中症の危険もあるため、蒸し暑い部屋でクーラーもつけずに我慢し続ける必要はありませんが、冷やし過ぎもやはり健康によくありません。クーラーの設定温度は28℃前後にし、できる限り一晩中かけつづるのは避けるようにしましょう。


2015/05/11

新玉ねぎの栄養と健康効果がすごい!

新鮮な新玉ねぎが出回っていますが、栄養豊富なこの新玉ねぎには驚くほどの健康効果があることがわかっています。
玉ねぎには、ビタミンB1、B2、C、カリウム、カルシウム、亜鉛、リン、鉄など多くの栄養素が含まれていますが、注目すべきは「硫化アリル」と「ケルセチン」です。

辛みのもとになっている成分「硫化アリル」には、血液をサラサラにし、コレステロールの代謝を促進して血栓をできにくくする働きがあります。その結果、血圧を下げたり、動脈硬化や脳血栓、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病などを予防することができます。
また、「硫化アリル」には、胃の消化を助けて食欲を増進したり、ビタミンB1の吸収を促進する働きもあるため、疲労回復や不眠の改善、イライラの解消にも効果があると言われます。

一方、ポリフェノールの一種である「ケルセチン」には強い抗酸化作用があり、体に溜まった毒素を排出したり、がんを防いだり、老化を遅らせる作用があることも知られています。さらに脂肪を燃えやすくする働きもあるため、メタボリックシンドロームの予防にもなります。

このような玉ねぎのすばらしい成分を効果的に摂取するには、生で食べるのが一番です。水分が多くみずみずしい新玉ねぎは、通常の玉ねぎと栄養成分が同じくらい含まれていても、あまり辛く感じません。スライスしてサラダにしたり、酢で漬けたり、ジュースなどにして積極的に食べたいですね。


2015/01/08

もちによる窒息事故を防ぐには?

毎年、1月に多いのが高齢者のもちによる窒息事故です。もちをのどに詰まらせたことによる救急搬送は、70代、80代が最も多くなっていますが、時には小さな子供や20代、30代の若い世代の場合もあるそうなので、注意が必要です。

日本人が大好きなもちは、とても粘着性があります。煮たばかり、あるいは焼いたばかりの熱々のもちは柔らかいものの、ちょっと温度が下がると硬くなります。口に入れた瞬間は柔らかくても、噛んでのどを通る時にはいくぶん硬くなっているため、食道や気管に詰まりやすくなります。
もちを食べるときには、この温度差による変化を頭に入れておきましょう。

また、高齢者の場合、噛む力が弱くなっているため、よく噛まずに大きな塊のまま飲み込もうとしてしまいがちです。さらに唾液の量も減少している場合が多く、ますますのどに詰まりやすくなります。
食べ物を飲みこむ際の「嚥下(えんか)反射」機能が、加齢に伴い低下してくるので、うまく飲み込めずにのどに詰まってしまうこともあります。

もちを安全においしく食べるためにも、家族に高齢者や小さな子どもがいる場合は、ちょっとした工夫が必要です。焼く前、あるいは煮る前のもちをなるべく小さくカットしておきましょう。
また、唾液の減少を補う意味でも、お茶やスープを飲みながらもちを食べるようにすると、もちがのどにつかえるのを防ぐことができます。






2014/12/26

ヒートショックを防ごう

寒い季節に問題になるのがヒートショックです。「ヒートショック」とは、急激な温度の変化によって血圧が大きく変動し、深刻な健康被害を及ぼすことです。
家庭でのヒートショックは入浴の際に起こることが一番多く、特に高齢者の場合は要注意です。暖房のない脱衣室で服を脱ぐと、寒さから体を守るため皮膚表面の血管が縮まり、熱を逃がさないようにすると同時に血圧が急上昇します。次に、湯船に入って暖かい湯につかると、今度は血管が拡張して血圧が急激に下がります。
この急激な血圧の変化に自律神経が追いつかず、意識障害を起こして溺死することがあります。また、心筋梗塞や脳卒中を起こすこともあります。

このようなヒートショックによる事故を防ぐには、脱衣室と浴室の温度差をできる限りなくすことが先決です。脱衣室の温度が低い場合は、小型の暖房などを置いて、服を脱いだときに寒さを感じないくらいの温度にしておきましょう。
また、湯船の湯の温度はあまり高めにせず、41度以下くらいにしておきましょう。もともと日本人は熱い湯に首までつかって、長時間入浴する傾向がありますが、その結果、脱水症状を起こすこともあります。発汗により、血液中の水分が失われるため、さらに心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性が高くなります。
1日の疲れをとる入浴ですが、寒い季節はヒートショックの危険性があることを、念頭に入れておきましょう。



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