2011/06/17

寿命を延ばすサーチュイン遺伝子とは?

何度かテレビでも紹介され話題になっているサーチュイン遺伝子は、老化を防ぎ寿命を延ばす遺伝子と言われています。このサーチュイン遺伝子は、もともと地球上の全ての生物が持っていますが、ヒトの場合は10番目の染色体に存在し、普段は休眠しているそうです。
サーチュイン遺伝子を目覚めさせるには、食事を制限する方法と、レスベラトロールを摂取する方法とがあります。サーチュイン遺伝子が目覚めると、細胞中のミトコンドリアが活性化され、活性酸素の発生を抑えたり、動脈硬化や高血糖、骨粗しょう症を防ぎ、薄毛や白髪などのさまざまな老化症状を抑えることもできると言われています。人間の体を構成する肌、血管、脳、筋肉、骨、などの様々な器官が若く保たれ、寿命が延びるというわけです。

レスベラトロールは1939年に北大の高岡道夫氏がバイケイソウから発見した、天然の抗酸化物質です。。動物実験では、長寿、抗炎症、抗癌、血糖降下、放射線障害抑止などの効果が確認されていますが、人間に関しては、まだ未知の部分が多くなっています。しかし、老化を抑え、寿命を延ばすアンチエイジング系のサプリメントとしてすでに出回っているようです。

動物実験においては、サーチュイン遺伝子の働きを強めることによって寿命が20~30%延びることが確認されましたが、人間ならば平均寿命100歳超えも夢ではなくなるかもしれません。

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