2010/12/01

動脈硬化の予防にみかんが効果的

12月になり、徐々に寒さも増して来ましたが、店頭には黄色いみかんがあふれるばかりに並んでいます。みかんには、ビタミンCが豊富に含まれていて、風邪予防や疲労回復、美肌効果、がん予防効果などがありますが、生活習慣病を引き起こす動脈硬化の予防にも効果があるのです。
動脈硬化を防ぐ働きがあるのは、みかんの皮についている白いすじの部分に含まれている「ヘスペリジン」という物質です。ヘスペリジンは、かつてはビタミンPと呼ばれていましたが、毛細血管を強くして、余分なコレステロールを吸収し、体外に排出する働きがあります。また、中性脂肪を減らす働きもあるので、動脈硬化を予防し、心臓病や脳卒中のリスクを減らすことができます。
ヘスペリジンは、皮の白いすじの部分に果肉の約300倍も含まれています。コレステロール値が高めのシニアの方、動脈硬化を予防したいシニアの方は、みかんを毎日2~4個ずつ食べるようにしてみましょう。すじの部分は、ちょっと食べずらいかも知れませんが、栄養の宝庫でもあるので、捨てずに食べるようにしてください。
また、みかんの黄色い皮の部分には「bクリプトキサンチン」という物質が含まれていて、美容やがん予防にも高い効果があることが認められています。みかんの皮も漬物に入れたり、ジャムにしたりと、なるべく捨てずに利用するようにしましょう。

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