2011/07/09

節電よりも熱中症に注意!

電力不足が予想される今年の夏は、各家庭でも15%の節電を求められています。しかし、エアコンの使用を控えたり、設定温度を引き上げたりすることは、熱中症の危険性を高めることになるので、注意してください。
記録的な猛暑が続いた昨年の夏は、熱中症で1700人が亡くなっていますが、その中でも8割が65歳以上となっています。熱中症で運ばれるのは、まだ体が十分に暑さに慣れていない梅雨明け後が最も多くなっています。

高齢者が、熱中症になりやすいのは、若い人に比べて体内の水分が少ない上に、汗をあまりかかない、暑さを感じにくくなっていることなどが原因です。特に今年は、節電を意識してエアコンの使用を控えようとする傾向があります。
夏場の電力使用量のピークは、14時~15時となっています。その他の時間帯や夜は節電をしなくても電力が不足することはないので、暑いと思ったら我慢をせずに、エアコンや扇風機を使用しましょう。命の安全をおびやかしてまで節電をする必要はまったくありません。
高齢者のほか、心臓病や糖尿病などの持病のある方も、熱中症にかかりやすくなります。十分な水分補給とともに、部屋を涼しくして過ごしましょう。

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