2011/08/08

真夏のめまいに注意

高温になる真夏は、健康な人でもめまいを起こすことがよくあります。また、夏の間だけめまいに悩まされるというシニアの方もいます。
このような真夏のめまいの多くは水分不足が原因です。高温になると大量に汗をかきますが、その結果、体の中の水分が不足してきます。水分が不足すると、脳や内耳への血流が悪くなり、めまいを起こしやすくなります。特に、朝起きるときに決まってめまいがするという方は、睡眠中に汗で水分が失われた結果、めまいを引き起こしていることが考えられます。このような方は、寝る前と朝起きた直後にコップ一杯のスポーツドリンクなどを飲むようにすると、改善して来ます。

また、高温の中で立っている時などは、貧血や血圧の低下により一時的に脳の血液循環が悪くなってめまいを起こすこともあります。このような脳の血流不足による真夏のめまいは、しばらく安静にしていれば回復して来るため、心配はありません。

しかし、中には熱中症の前ぶれとしてのめまいや、脳の病気によるめまいもあるので注意が必要です。めまいの他に、激しい頭痛や意識障害が見られたり、ろれつが回らない、手足に力が入らないなどの症状を伴う場合は、急いで医療機関を受診してください。
ほかにも、暑さによる疲労や睡眠不足、食欲不振による栄養不足、ストレスなどもめまいの誘因になることがあります。暑くても、栄養や睡眠をしっかりとり、ストレスをためないようにすることが大切です。

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