2011/11/09

冷えがうつや認知症の原因に・・・

今年の秋は、通常より暖かい日が続いていましたが、北風が吹くようになるとやはり寒くなって来ます。そこで注意したいのが、体の冷えです。
体が冷えると、風邪を引きやすくなったり、胃腸障害を起こしたり、腰や膝に痛みを感じるようになるというシニアの方も多いですが、最近ではうつや認知症などの精神疾患も冷えが関係していることがわかってきました。
冷えは、全身の血行を悪くしたり、リンパの流れを滞らせたりしますが、脳の温度も下げてしまいます。通常は脳の温度は32~34℃ですが、認知症を患っている方の脳の温度は、それよりも低くなっています。

眠かったり、具合が悪かったりして脳の血流が悪くなると、頭がボーッとして物忘れが激しくなったり、やる気がなくなったりするのは、誰もが経験していますが、脳が冷えることによっても同じような現象が起こります。
脳が冷えるのを防ぐには、やはり体を冷やさないようにすることが大切です。
根菜類など、体を温める食べ物を積極的に食べるようにするほか、良く噛んで食べるのも脳への血流を良くして冷えを予防します。また、毎日、軽い運動をして全身の血流を良くしておくのも冷え予防になります。
外出時には、マフラーや手袋、靴下などで首元や手首、足首などを冷えから守りましょう。どうしても冷えてしまうというシニアの方は、湯たんぽやカイロなども利用してみましょう。

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