2012/02/11

ノロウィルスによる食中毒に注意

通常の食中毒は、食物が腐敗しやすい梅雨期や夏に発生するケースが多くなっていますが、ノロウィルスによる食中毒は、冬から春にかけて多く発生します。
先日も、高齢者福祉施設でノロウィルスによる集団感染が発生したことが、ニュースになっていました。
ノロウイルスは、カキ等の二枚貝の生食や、消毒が不完全な飲料水などが主な感染源ですが、手指や食品などを介して、簡単に経口感染するため、人から人への感染力が非常に強いウィルスとして知られています。
ノロウイルスに感染すると、1日から2日の潜伏期間の後、激しい吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、発熱、のどの痛みなどの症状が現れます。
感染しても軽い発熱や風邪のような症状だけで済んでしまう場合もありますが、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者の場合は、重症化しやすいので注意してください。
ノロウィルスによる感染を防ぐためには、手洗いや消毒をしっかりと行うとともに、生の食品は中心部まで加熱するようにしましょう。調理器具の殺菌・消毒にも気を配ってください。
また、下痢や嘔吐などの症状があり、ノロウイルスの感染が疑われる場合は、早めに医療機関を受診してください。

参考サイト
食中毒の症状と応急処置

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