2013/01/26

将来はiPS細胞で毛髪再生が可能に

シニア世代を悩ませる薄毛やハゲ。
若い頃のようにフサフサした髪の毛があればどんなにいいだろうと思いますが、将来はひょっとしたらiPS細胞で毛髪再生が可能になるかもしれません。
iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、2006年に山中伸弥教授率いる京都大学の研究グループによって、マウスの皮膚細胞から初めて作られたものですが、この皮膚細胞に遺伝子を組み込むことで、あらゆる生体組織に成長させることができるため、再生医療への応用が期待されています。

山中伸弥教授は、このiPS細胞の研究により、2012年にノーベル賞を受賞しており、今まで治療法のなかった難病への原因究明や治療法の発見にも各方面から多くの期待が寄せられています。
そんな中で、慶応大医学部の大山学専任講師らの研究チームが、iPS細胞による毛髪組織の部分再生に成功したとのニュースがありました。
今回はマウスの皮膚細胞を使っての研究で部分的な毛髪再生に成功したわけですが、将来的には人間の毛髪再生への応用も十分に可能とされています。
今、薄毛や脱毛症で悩んでいるシニアの方も、希望を捨てずに毛髪再生の実現化を待ちたいところですね。



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