2013/05/17

コンブ水の健康効果

コンブは、味噌汁のダシにしたり、煮物にしたりと色々な使い方ができますが、それだけでもすばらしい健康効果があることがわかっています。コンブのヌルヌル成分は、アルギン酸やフコイダンなどの水溶性の食物繊維ですが、腸の粘膜を保護したり腸のぜん動運動を活発にする働きがあります。腸が元気になると、お通じも良くなり免疫力もアップして病気にかかりにくくなります。
また、アルギン酸やフコイダンは、血管内のコレステロールを吸着して体外に排出する働きもあるので、コレステロール抑制作用、高血圧改善作用も期待できます。血液がきれいになり、糖尿病予防効果や肥満防止、ガン発症防止効果があることも知られています。

コンブにはそのほか、カリウム、カルシウム、ヨウ素、ラミニン、タウリンなど、健康と美容に良い成分がたくさん含まれています。特にシニア世代にとってカルシウムの摂取は、骨粗しょう症の予防になくてはならない栄養成分です。
このような有効成分を効果的に摂ることができるのが「コンブ水」です。水溶性の食物繊維であるアルギン酸やフコイダンは、コンブを一晩水につけておくと約40~60%が水の中に溶け出すからです。カルシウムもまた約40%程度が水に溶け出します。

コンブ水は、家庭にある乾燥コンブで簡単に作ることができます。5cm角ほどにカットしたコンブを洗い、きれいな水(できればミネラルウォーター)をそそいだコップに入れ、ラップをして冷蔵庫に一晩入れておくだけです。栄養たっぷりのコンブ水ができあがりますが、飲んだ後に残ったコンブは、捨てずに料理のダシなどに使用してください。



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