2013/06/11

黒酢を飲んで血圧を下げる

酢には、さまざまな健康効果・美容効果がありますが、特に血圧の高いシニアの方には黒酢がおすすめです。黒酢は、発酵・熟成期間が長いため、通常の穀物酢に比べアミノ酸や有機酸、ビタミン類・ミネラル類の含有量が圧倒的に多いという特徴があります。
血圧を下げる効果があるとされているのは、黒酢に多く含まれている「アミノ酸」ですが、全身の細胞の原料となるアミノ酸には、血行促進作用や血圧安定作用があります。

また、酢の主成分である酢酸が細胞に取り込まれると「アデノシン」という物質が出てきますが、このアデノシンは血管の壁に作用して血管を拡げます。
さらに黒酢に含まれている「アンジオテンシン変換酵素(ACE)」は、血圧を上げようとする物質を抑えこむ働きがあります。高血圧の治療薬として使われている「ACE阻害薬」と同じような作用があるため、血圧低下が期待できます。
そのほか、黒酢には血液サラサラ効果や、コレステロール抑制効果があることも知られていますが、いずれも血圧を下げる方向へと働きます。

このように黒酢には、血圧の高い人にとっては理想的な飲み物ですが、その働きには持続性がないため、効果を実感するには、毎日摂る必要があります。血圧を下げるのに必要な量は、一日大さじ1杯程度ですが、そのままストレートで飲むのは胃腸への刺激も強すぎるため、牛乳やジュース、水、お湯などで薄めて飲むようにしましょう。また、酢の物などの料理に使うのもおすすめです。


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