2013/06/08

梅雨時の膝の痛み・原因は?

今年もジメジメとした梅雨の季節がやって来ましたが、梅雨になると膝や腰、その他の関節の痛みがひどくなる傾向があります。このような天候によってひどくなる痛みを「天気痛」などとも言っています。
その原因ははっきりとはわかっていませんが、気温の変化に身体がついて行けなくて調節機能がうまく働かなくなることが影響しているようです。自律神経のバランスが乱れ、何となくだるく、疲れやすく、身体を動かすのがおっくうになり、痛みに対しては必要以上に敏感になります。また、雨ばかり降っているので外出の機会も減り、家にこもりがちになるので、血流も悪くなります。

さらに、気圧が低い雨の日は、体内でヒスタミンという物質が増加します。ヒスタミンは、アトピーや喘息などのアレルギー症状を引き起こす物質として知られていますが、ヒスタミンが増えると関節が炎症を起こし、痛みを発生させます。特に、膝など関節がすり減っている部分はヒスタミンの影響を受けやすくなります。

梅雨時の膝やその他の関節の痛みを和らげるには、入浴が効果的です。身体を温めて血行を良くし、汗を流して気分もすっきりすると、痛みの軽減と予防になります。
また、ビタミンやミネラルが豊富な旬の野菜や果物をしっかり食べ、身体の調節機能がうまく働くようにすることも大切です。
痛みがあるからといって体を動かさないと、さらに血行が悪くなり痛みが強くなるという悪循環になりがちなので、室内でもできる運動を行いながらうっとうしい梅雨を乗り切りましょう。

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