2014/01/23

シニアとノロウィルス感染症

ニュースでも報じられているように、ノロウィルス感染症が流行しています。ノロウィルス感染症は、冬から春の寒い時期に発生しやすい食中毒の一種です。
非常に感染力が強いため、集団施設で発生すると、あっという間に広がってしまいます。ノロウィルスに感染すると、1~2日の潜伏期間の後、嘔吐や下痢、頭痛、発熱などの症状が現れます。健康な大人なら、感染しても1~2日で回復し、後遺症が残ることもありません。

しかしシニアの場合、免疫力が低下している時に感染すると、脱水症状を起こしたり時には重症化して危険な状態になることもあります。
ノロウィルスは、インフルエンザウィルスとは異なり飛沫感染することは殆どないので、マスクはあまり役にたちません。それよりも流行時には、石けんと流水による手洗いをしっかりすることが予防になります。ドアノブや手すりなどに触れ、手や指に付着したウィルスから感染することが多いからです。

家族に感染者がいる場合は、特に注意が必要です。嘔吐物や下痢便には、大量のウィルスが含まれているので、処理する場合は必ず手袋をし、タオルや雑巾でしっかりと拭き取った後、ビニール袋に入れて密封して捨てるようにしましょう。
しかし、何よりも大切なのは普段から免疫力を高めておくことです。体力もあり、免疫力もあればたとえノロウィルス感染症にかかったとしても症状が軽く済み、回復も早くなるからです。

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