2014/02/10

体温を上げて免疫力を強くする

風邪やインフルエンザ、ノロウィルスなどが猛威をふるっていますが、こんな時こそ免疫力を強化しておく必要があります。免疫力が強ければ、たとえどんな感染症にかかっても軽く済み、回復も早くなるからです。
免疫力を上げるには、栄養バランスのとれた食品を摂ることが大切ですが、体温を上げることにより免疫力を強化することもできます。
現代は、低体温の人や冷え性の人が増えていると言われますが、体温が1度上がると免疫力は5~6倍になり、体温が1度下がると免疫力は30%低下すると言われます。また、がん細胞は体温が35℃前後の低いときに最も増殖し、39℃以上になると死滅するというデータもあります。このようながん細胞の性質を利用し、体温を上げてがんを治療する「温熱療法」というものも、知られるようになって来ました。

普段から意識的に体温を上げることにより、がん予防のほか、さまざまな病気の予防をすることができますが、そのためにはまず平熱を測ってみることが大切です。その上で、30分ほど歩いてみたり簡単な運動をしてみましょう。1度前後、体温が上昇するはずです。
また、熱めのお風呂に10分ほど入るだけでも、体温が1度ほど上がります。乾いた布で肌をこする乾布摩擦などもおすすめです。
温かい甘酒や生姜湯などを飲むのも、体温を上げて免疫力を強くする効果があります。
このように、1日のうちで何度か体温を上げる機会を作っておき、実践することにより、細菌やウィルスを撃退して病気に負けない身体を作ることができます。



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