2009/11/14

シニアの乾燥肌対策

秋から冬にかけて、空気が乾燥して来ると肌も乾燥ぎみになってきます。乾燥肌をそのまま放っておくと、シミやシワ、肌荒れの原因になります。
乾燥肌は、空気の乾燥の他に、暖房の使用、洗剤や石鹸の使用、食事の栄養バランスや刺激の強い化粧品の使用などが密接に関係しています。

特に注意したいのが、洗顔料です。健康な肌は、皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から分泌される汗の水分で天然の保湿クリーム(皮脂膜)が作られ、それが肌を保護しています。肌を乾燥から守るとともに、細菌などから守る働きもあるのです。ところが、洗顔料でこの皮脂膜を落としてしまうと、肌に必要な水分も油分もなくなってしまい、乾燥肌になってしまう上、にきびや湿疹もできやすくなってしまうのです。
シニアの乾燥肌対策の第一歩は、顔を洗う場合、洗顔料はなるべく使わずに水かぬるま湯でパシャパシャと洗うようにする事です。ファンデーションをつけた場合はクレンジングのみでも大丈夫ですが、どうしても気になる方は、なるべく無添加で、刺激の少ない洗顔料を使用するようにしましょう。
洗顔の後、肌が突っ張るような時は肌が危険な状態にある事を示しています。すぐに化粧水などで水分をたっぷりと補うようにしましょう。
化粧水は、界面活性剤や着色料、香料などの合成添加物の入ったものは避けて、天然のセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が入ったものを選ぶようにしましょう。

体の内側から乾燥肌対策をする場合は、季節の緑黄色野菜や大豆製品、ナッツ類、ゴマ、ハチミツなどをたっぷり摂るようにしましょう。
また、乾燥肌を防ぐサプリメントとしては、ビタミンB2やB6、ベータカロチン、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、コンドロイチン硫酸などがあります。

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