2010/02/08

シニアの花粉症対策

そろそろ花粉が飛び始めて来ました。毎年、花粉症に悩まされるシニアの方は、早めに予防と対策を取りましょう。
最近は、テレビや新聞の「天気情報」と合わせて、「花粉情報」が提供されるようになりました。それにより、花粉の飛ぶ日がある程度予測できるようになりましたが、特に晴れて気温が高い日や、風が強く空気が乾燥している日は花粉が多く飛ぶというデータがあります。 また、雨の日の翌日で晴れた日は、雨で地面に落ちていた花粉が空気中に舞い上がるため、飛散量が多くなります。

花粉が多く飛ぶ日が予測できたら、花粉症を悪化させないための対策を取りましょう。
まず、外出する場合は、マスクやメガネをつけて花粉が人体に入り込まないようにしましょう。目が充血したり、赤くなったり、涙が出たりという目の異常を防止するためには、メガネの着用が望ましいのです。最近は、サイドにガードが付いている「花粉症専用のメガネ」も市販されています。また、部屋の中に花粉を撒き散らさないために、「空気清浄機」の使用も効果があります。

花粉症の症状は、くしゃみ、鼻水、かゆみ、目の充血などですが、毎年、重症化するというシニアの方は、早めに対策を立てましょう。

花粉症の治療のため病院に行くと、花粉が本格的に飛散する2週間前からの「薬物療法」が勧められます。病院では、一般に「抗アレルギー薬」の内服を基本に、各自の症状に合わせ、点鼻薬や点眼薬が処方されます。症状がひどい場合は、即効性のある「第一世代抗ヒスタミン剤」が処方される事もあります。この第一世代抗ヒスタミン薬は、副作用として眠気、喉が渇く(口渇)などの症状が出やすいため、あまり長期間の使用は望ましくないとされています。
また、副作用の少ない穏やかな効き目を望むなら、漢方薬という選択もあります。花粉症を予防したり軽減する漢方薬としては、葛根湯、葛根湯加川弓辛夷、麻黄附子細辛湯、 辛夷清肺湯などがあります。

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