2010/02/22

トイレが近い・シニアの頻尿の悩み

トイレが近い、トイレに行く回数が多いという悩みを持つシニアの方は少なくないようです。またこのような悩みはなかなか人には言えないため、がまんしてしまうという場合が多いようです。
人間は誰しも加齢とともに膀胱の機能が低下するため、膀胱にためておける尿の量が少なくなったり、尿意を我慢するのが難しくなります。
しかし、トイレに行く回数が1日に4~7回、夜間は1回なら正常な範囲です。昼間10回以上、就寝時2回以上の場合は頻尿の疑いがあります。

頻尿の原因としては、尿道や膀胱など泌尿器の疾患による病気による場合と、神経性や心因性の場合とがあります。この中でも最も多いのが、自分の意思とは関係なく膀胱が勝手に収縮してしまう「過活動膀胱」と言われます。シニア世代の10%以上、約800万人の人が過活動膀胱の症状で悩んでいると言われています。過活動膀胱による頻尿は、老化、神経障害、脳梗塞、前立腺肥大症、ホルモンバランスの崩れなどが原因となっています。しかし、原因が特定できない「突発性過活動膀胱」も多くなっています。

他に膀胱の粘膜が細菌に感染したために起こる「膀胱炎」も頻尿を引き起こします。
また、高血圧の薬による利尿作用やコーヒーなどに入っているカフェインの作用でも頻尿は起こります。
頻尿の悩みは本人にしかわからず、本当につらいものですが、我慢せずに思い切って泌尿器科の専門医を受診してみましょう。現在は色々な治療薬も開発されています。

参考サイト 頻尿の悩み・原因と対策は
  

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