2012/05/13

河内晩柑の健康効果

今の時期、柑橘類が好きなシニアの方におすすめなのが「河内晩柑(かわちばんかん)」です。
河内晩柑(かわちばんかん)とは、文旦の突然変異から生まれたミカン科の果物の一種ですが、熊本県熊本市河内町で発見され、遅い時期に採れることからその名がつけられています。また、「愛南ゴールド(あいなんゴールド)」、「美生柑(みしょうかん)」といった名前でも呼ばれています。
果皮が黄色で、外観からするとグレープフルーツに似ているため、「和製グレープフルーツ」とも呼ばれますが、味はまったく異なります。水分が多く、さっぱりとした甘さと酸味があり、グレープフルーツのような苦味はあまりありません。どちらかと言えば、文旦に似た味と言えます。

この河内晩柑には、他の柑橘類と同様に美容と健康に良いビタミンCや食物繊維のペクチンなどが豊富に含まれていますが、実の周りについている白い部分には、ポリフェノールの一種であるビタミンPも含まれており、高コレステロールや高血圧改善効果、抗アレルギー作用などがあります。
また、果皮には発がん抑制作用のある「オーラプテン」という物質が、他の柑橘類に比べて多く含まれていることが、松山大薬学部の天倉吉章教授の研究により明らかにされました。そのほか、アルツハイマー病を予防する「ヘプタメトキシフラボン」という物質が含まれていることもわかりました。

この河内晩柑、生産量は日本の柑橘類全体の1%にも満たないと言われ、店頭で見かけることは殆どありませんが、ネットでお取り寄せすることは可能です。
ちょっと汗ばむことの多くなったこの季節、冷蔵庫で冷やした河内晩柑を食べて、心身ともにリフレッシュしましょう。

2012/04/22

脂質異常症と悪玉コレステロール

体内にコレステロールが増えすぎると、血管に血栓ができやすくなり、動脈硬化の原因になることはすでに多くの人が知っています。以前は総コレステロール値 220mg/dL以上になると危険と判断され、「高脂血症」と呼ばれていました。
しかし、動脈硬化の危険因子には悪玉コレステロールと善玉コレステロール、中性脂肪の3つが関連していることから、それぞれの値を別々に設定し、2007年4月からは「高脂血症」から「脂質異常症」に名前も変わりました。
毎年、健康診断を受けているシニアの方はご存知のように、最近は総コレステロール値はあまり問題になりません。実際に総コレステロール値が高めのほうが長生きする確率が高いというデータもあるほどです。

「脂質異常症」の判断基準は、悪玉コレステロール(LDL-コレステロール)が140未満、善玉コレステロール(HDL-コレステロール)が40以上、中性脂肪(トリグリセライド)150未満を正常としています。この3つの値のうちいずれかの数字を超えた場合が「脂質異常症」であり、食生活や生活習慣の見直しが必要となります。

善玉コレステロールについては、数字が高いほうが良いのですが、悪玉コレステロールと中性脂肪については、数字が高いほど動脈硬化が進行し、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などを起こす危険性が高くなります。
体内の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らすには、肉類や卵、バターなどのとり過ぎに注意し、野菜類や青魚類、海藻類、大豆製品などを多くとるように心がけることが大切です。

2012/04/11

内部被曝に負けない食事

昨年の福島第一原発事故に伴い、日本列島及びその周辺には、広範囲に放射性物質がばらまかれました。
汚染された土壌や海が完全に元通りになるには、今後何十年もかかることが確実視されています。しかし、人体に悪影響を与えることが確実な放射性物質は、臭いもなく見ることもできないため、どこにどれだけ含まれているのかさえわかりません。
知らず知らずのうちに、体内に放射性物質を取り込んでしまい、内部被曝から健康を害してしまう可能性がないとは言い切れないのが現状です。

私達にできることは、これ以上放射性物質を体内に入れないようにするとともに、内部被曝に負けない身体作りをすることです。通常の細菌やウィルスが体内に入って来ても、免疫力があれば病気にならないで済むように、放射性物質による内部被曝においても、免疫力が強ければ健康を保ち続けることができます。

内部被曝に負けない食品の代表として挙げられるのが、味噌やしょうゆ、ヨーグルトなどの発酵食品です。まだ、研究途上ですが、これらの発酵食品に含まれる微生物に、放射性物質を取り除く力があるのではないかとされています。
また、ビタミン・ミネラルを多く含む緑黄色野菜や、抗酸化作用のあるトマトやスイカ、黒豆、赤ワインなどは、免疫力を高め、ガンのリスクを減らす食品として、以前から注目されています。これらの食品を食卓に取り入れ、放射性物質による内部被曝に負けない身体作りをしましょう。

2012/03/30

ゴボウ茶の若返り効果とは?

色々な健康茶がブームになっていますが、最近、注目されているゴボウ茶もそのひとつです。ゴボウと言えば、日本では古くから煮物やきんぴらゴボウなどの料理に使われて来ましたが、ゴボウを食用としている国は日本と韓国、中国の一部だけで、欧米では殆ど食べないそうです。
そのゴボウの健康効果がテレビでも何度か放映され、ゴボウ茶の人気も高まっています。ゴボウ茶は、自宅で作ることもできますが、現在はネット通販で気軽に購入できるようになりました。

ゴボウ茶の若返り効果(アンチエイジング効果)が注目されていますが、それはゴボウの皮には「サポニン」という物質が多く含まれているからです。サポニンという語は、もともと「シャボン(泡)」から来ているように、水に溶けると石鹸のように泡立ちます。そして、体内に入ると血管内のコレステロールや脂肪を包み込んで体外へ流し出す働きがあります。身体が錆びて老化するのを防いでくれるというわけです。

ゴボウ茶には、他にも整腸作用のあるイヌリンが多く含まれ、便秘や肥満を改善したり、血糖値降下作用などがあることが知られています。
さらにリン、カリウム、アルギニンも含まれているので、むくみの改善や血圧降下作用、老廃物の排泄促進、新陳代謝の促進、大腸ガン予防の効果も期待できます。
若返り効果のほか、さまざまな生活習慣病予防にもなるゴボウ茶を積極的に飲むようにしたいですね。

2012/03/18

花粉症を軽減するお茶と食べ物

本格的な花粉症の季節になりました。今年は花粉の飛散量が少なめという予想が出ていましたが、やはりくしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が出るとつらいものです。
少しでも花粉症のつらい症状を軽減するために、毎日のお茶と食べ物を工夫してみましょう。必ずしも万人に効くというわけではありませんが、花粉症を緩和する働きがあるお茶として知られているものに、甜茶(てんちゃ)、べにふうき茶、ルイボスティー、凍頂烏龍茶、ハトムギ茶などがあります。
これらのお茶に含まれているカテキンやフラボノイドが花粉症の症状を軽減すると言われています。

また、食べ物ではヨーグルト、大豆、レンコン、トマト、シソ、青魚などの魚介類、ぎんなん、長ネギ、ショウガ、ゴボウ、梅、カブ、ヤマイモなどが知られています。これらの食べ物に含まれているポリフェノールが花粉症の症状を軽減すると言われています。
また、話題になっているヨーグルトの場合は、どのようなものでも良いという訳ではなく、含まれている乳酸菌の種類により、花粉症の症状軽減に効果があるものとないものとがあるようです。乳酸菌の中でも2002年にキリンビール社が発見した「KW乳酸菌」、2006年に実験結果が発表されたカルピス社の「L-92乳酸菌」が良く知られています。
お茶や食べ物による花粉症対策は、何よりも副作用の心配がなく安全ですが、即効性がないため地道に続けていき、体質改善をはかる必要があります。

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