2009/08/05

水虫治療は再発防止が大切

今年は、梅雨の期間が長かったためか、水虫で悩むシニアの方も多かったようです。
特に今まで水虫にかかったことがないという方でも、足の裏や指の間がかゆくなったり、小さな水泡がたくさんできて皮膚がただれたり、ひどくなると化膿してしまう場合もあり、皮膚科を受診して初めて「水虫」である事がわかったというケースもあります。

水虫は、白癬菌(はくせんきん)という真菌(カビ)が皮膚に感染、寄生したために生じるものですが、家族の中に水虫の患者がいる場合、スリッパや浴室から感染する事があります。
また、プールや浴場など、多くの人が出入りする公の場で感染したり、病院などの共用スリッパから感染する事もあります。

水虫には、通常の足水虫の他、爪水虫、手水虫、シラクモ、ゼニタムシ、インキンタムシなどの種類がありますが、いずれも気付いたら早めに治療を受けるようにしましょう。
水虫の治療には、液剤、軟膏剤、内服薬などがあり、症状により、使い分けます。

また、水虫の治療でもっとも大切な事は、再発防止です。水虫は、かびの一種で、表面的に治ったと思っても、皮膚の下に潜んでいるのです。そのため、途中で治療をやめてしまうと、また白癬菌が増殖し、何度も再発を繰り返しやすいのです。
水虫は、治ったと思っても一ヶ月くらいは、治療を続けましょう。

人気の投稿