2009/10/26

冷え症を予防しよう

だんだん、寒くなって行くこの時期、毎年「冷え症」に悩まされるシニアの方は、今のうちから予防しておきましょう。
体は、外気の寒さを感じると、内蔵や脳などの生命にとって大切な器官に優先的に血液を流そうとします。そのため、手や足などの末端血管は収縮して血流も少なくなるため、一時的に手足が冷たくなります。通常は、ある程度の時間がたてば元に戻りますが、「冷え症」の場合は、いつまでも末端の毛細血管が縮んだ状態が続き、血流が回復しないという状況が続きます。

このような「冷え症」を放っておくと、手足のしびれや肩こり、頭痛、便秘、腰痛やむくみなど体のさまざまなトラブルの原因になります。 また、全身の血行が悪くなるため、シミやシワなどもできやすくなります。
「冷え症」を予防するには、末端の毛細血管の収縮が早めに回復できるように、全身の血行を良くしておく事です。そのためには、ウォーキングや家の中でもできるストレッチなどで、体を動かす習慣をつけておきましょう。
食生活では、熱を生み出す元となる3大栄養素と、これらをエネルギーに変える働きのあるビタミンやミネラルをきちんと摂ることが大切です。また、大根、ごぼう、人参などの野菜類を多くとるようにしましょう。このような根菜類は、体を温める働きがあります。その他、ショウガやにんにく、唐辛子、ねぎなどの香辛野菜も血行を良くする働きがあります。

毎日の入浴は熱いお湯に短時間でつかるより、ぬるめのお湯にゆっくりつかるようにすると、体の芯から温まるため、冷え症の予防になります。
また、普段から厚めの下着、くつしたや手袋、マフラーの着用などで、体を冷えから守るようにしましょう。おなかを冷やさないための腹巻なども有効です。

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