2010/10/12

オルニチンは肝臓の働きを活性化

最近、さまざまな食品に使われ、よく耳にするようになった「オルニチン」は、体内では遊離アミノ酸として存在しています。シジミに多く含まれていることで良く知られていますが、肝機能の改善効果が期待され、疲労回復や二日酔い対策にも役立つことが証明されています。
オルニチンは、タンパク質を分解する時に生じる有害なアンモニアを肝臓で代謝・解毒し尿素に変える働きがあり、この仕組みを「オルニチンサイクル」と言っています。そのため、オルニチンを摂取することは、このオルニチンサイクルが円滑に回るのを助けることになり、肝機能改善につながるのです。

また、オルニチンには、アンチエイジングに必要な成長ホルモンの分泌を促進する働きがあるといわれており、筋肉や骨を強化したり、免疫力を高めて基礎代謝をあげる働きもあります。他にも腎臓障害の改善やカリウム欠乏症による尿の濃縮力低下の症状改善、疲労感の軽減など、さまざまな健康効果がクローズアップされています。

このオルニチンのサプリメントは以前からありましたが、最近はビールや即席味噌汁、ゼリーやヨーグルト、おかゆなどの食品にもオルニチンが入っているものが発売されています。
お酒をたくさん飲む方は、シジミをたくさん食べると良いと昔から言われていましたが、そうでないシニアの方もオルニチンを積極的に摂るようにしましょう。

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