2010/10/02

便秘予防がガン予防につながる理由

便秘を予防することは、ガンを予防することにつながります。
その理由は、便秘になると腸内の悪玉菌が急激に増えるからです。腸内には通常約100種類の細菌が棲み着いていますが、その数は何と100兆個にも及びます。便秘になると腸管内に長い間、便が留まっていることになりますが、その便をもとにウェルシュ菌やクロストリジウム菌などのいわゆる悪玉菌(腐敗菌)が、腸内の蛋白質やアミノ酸を腐敗させて発ガン物質を産生するのです。

腸管から吸収された発ガン物質やその他の有害物質は、肝臓に運ばれて解毒化されますが、便秘が続くとこの解毒化が間に合わなくなります。その結果、発ガン物質が体内をめぐり、ガンの発生に至ることになります。

ガン発生のリスクを減らすには、便秘を予防し宿便を作らないことが大切です。そのためにも、普段から食物繊維を多く含む食品を摂るようにしましょう。食物繊維は、消化されませんが、便の量を増やして便通を良くするほか、腸内の有害物質や発ガン物質を吸着して便と一緒に体内へ排出する働きがあります。
また、ヨーグルトなどに含まれるビフィズス菌や乳酸菌は、腸管内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やして腸内の免疫機能を高め、ガンの発生を抑える働きがあることが認められています。

人気の投稿