2011/02/01

寒さと冷えで頻尿になるのはなぜか

寒い日が続いているこの時期、寒さと冷えによる頻尿に悩まされるシニアの方も増えています。昼間はまだ良いとしても、夜間に何度もトイレに行くのはつらいですね。

寒いと頻尿になる原因のひとつは、汗の量です。私達はお茶を飲んだり、味噌汁を飲んだりと毎日水分を摂っていますが、暑い夏ならその水分の一部が汗となって体外に排出されます。しかし、寒い冬は殆ど汗をかきません。汗として流れ出る水分まで、尿のほうにまわることになり、どうしても尿の量が増えます。そのため、何度もトイレに行くことになってしまいます。

また、体が冷えると人間の脳はそれを「疼痛刺激」として感じてしまい、交感神経が優位になります。その結果、膀胱が過敏に反応し、収縮してしまうためにトイレが近くなってしまうのです。緊張したときや興奮したときなどもトイレが近くなりますが、やはり交感神経が優位になり、膀胱が収縮するからです。

寒さや冷えによる頻尿を防ぐには、ともかく体を冷やさないことが大切です。特に手足や下半身の冷えには注意してください。
また、普段から適度に体を動かし、全身の血液の循環を良くしておくことも寒さや冷えによる頻尿対策になります。

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