乾癬は、皮膚に赤い発疹ができて盛り上がり、やがてボロボロとはがれ落ちて行くという慢性の皮膚疾患です。発疹が発生する部位は頭部をはじめ、肘や膝、髪の生え際、腰などで、かゆみを伴うこともあります。
日本では、この乾癬患者は10万人~20万人いると言われ、決してめずらしい病気ではありません。人から人へうつる病気ではありませんが、周囲の視線が気になり、プールや温泉などに行けないと悩んでいる方も多いようです。
乾癬は、もともと欧米に多い病気でしたが、最近は日本でも増えています。原因はまだはっきりと解明されていませんが、免疫異常による自己免疫反応が起きやすい人に、外傷やある種の感染症、薬剤、ストレス、気候などが影響して発症するのではないかと考えられています。
通常、皮膚は新しく作られてから垢となってはがれ落ちるまでに45日くらいかかりますが、乾癬の病変部では、わずか4日くらいで表皮が作られ、はがれ落ちて行きます。これは免疫の働きが過剰になって起きると見られており、一度発症すると良くなったり、悪くなったりを繰り返します。
この乾癬の症状を抑えるために、従来はステロイドやビタミンD3の外用剤を使用しますが、昨年から今春にかけて、重症の乾癬に対する新薬として「生物学製剤」が相次いで承認され発売されています。
「生物学製剤」は、遺伝子工学技術(バイオテクノロジー)と呼ばれる最先端の技術によって開発されたもので、免疫を下げる作用があるため、副作用に注意しながら使用する必要がありますが、優れた改善効果に期待が高まっています。
現在、日本皮膚科学会は、生物学製剤を使用できる医療機関として全国約500ヶ所を認定しています。
2011/07/26
2011/07/09
節電よりも熱中症に注意!
電力不足が予想される今年の夏は、各家庭でも15%の節電を求められています。しかし、エアコンの使用を控えたり、設定温度を引き上げたりすることは、熱中症の危険性を高めることになるので、注意してください。
記録的な猛暑が続いた昨年の夏は、熱中症で1700人が亡くなっていますが、その中でも8割が65歳以上となっています。熱中症で運ばれるのは、まだ体が十分に暑さに慣れていない梅雨明け後が最も多くなっています。
高齢者が、熱中症になりやすいのは、若い人に比べて体内の水分が少ない上に、汗をあまりかかない、暑さを感じにくくなっていることなどが原因です。特に今年は、節電を意識してエアコンの使用を控えようとする傾向があります。
夏場の電力使用量のピークは、14時~15時となっています。その他の時間帯や夜は節電をしなくても電力が不足することはないので、暑いと思ったら我慢をせずに、エアコンや扇風機を使用しましょう。命の安全をおびやかしてまで節電をする必要はまったくありません。
高齢者のほか、心臓病や糖尿病などの持病のある方も、熱中症にかかりやすくなります。十分な水分補給とともに、部屋を涼しくして過ごしましょう。
記録的な猛暑が続いた昨年の夏は、熱中症で1700人が亡くなっていますが、その中でも8割が65歳以上となっています。熱中症で運ばれるのは、まだ体が十分に暑さに慣れていない梅雨明け後が最も多くなっています。
高齢者が、熱中症になりやすいのは、若い人に比べて体内の水分が少ない上に、汗をあまりかかない、暑さを感じにくくなっていることなどが原因です。特に今年は、節電を意識してエアコンの使用を控えようとする傾向があります。
夏場の電力使用量のピークは、14時~15時となっています。その他の時間帯や夜は節電をしなくても電力が不足することはないので、暑いと思ったら我慢をせずに、エアコンや扇風機を使用しましょう。命の安全をおびやかしてまで節電をする必要はまったくありません。
高齢者のほか、心臓病や糖尿病などの持病のある方も、熱中症にかかりやすくなります。十分な水分補給とともに、部屋を涼しくして過ごしましょう。
2011/07/02
ブルーベリーとビルベリーはどう違う?
目の健康のために「ブルーベリー」のサプリメントを愛用しているシニアの方も多くなっていますが、原料名を良く見ると「ビルベリーエキス」などとなっています。
商品名が「ブルーベリー」なのに、原材料は「ビルベリー」が使われているのはちょっと不思議な感じがしますが、植物のブルーベリーとビルベリーはまったく別物です。
ブルーベリーは、北アメリカ原産の栽培品種で、樹高は1.5~3mほどになります。日本でも栽培可能で、ジャムやケーキの材料としても使われます。
一方、ビルベリーのほうは、北欧産の野生種で高さは約30cm程度にしかなりません。ビルベリーの果実は、ブルーベリーよりも小さく、果皮、果肉ともに青紫色をしています。また、ビルベリーには、ポリフェノールの一種で抗酸化作用のある「アントシアニン」がブルーベリーの3~5倍も含まれているため、目の疲労改善のほか、生活習慣病の予防や老化防止にも効果があるとされています。
このような理由からジャムやジュース、菓子の材料にするには、ブルーベリーのほうが適していますが、サプリメントにするには、ビルベリーのほうが優れていると言えます。
「目の健康にはブルーベリー」というイメージが定着してしまったためか、サプリメント名に「ビルベリー」はあまり使われないようですが、できれば原材料を良くチェックし、ビルベリーエキスが使われているものを選ぶようにしましょう。
商品名が「ブルーベリー」なのに、原材料は「ビルベリー」が使われているのはちょっと不思議な感じがしますが、植物のブルーベリーとビルベリーはまったく別物です。
ブルーベリーは、北アメリカ原産の栽培品種で、樹高は1.5~3mほどになります。日本でも栽培可能で、ジャムやケーキの材料としても使われます。
一方、ビルベリーのほうは、北欧産の野生種で高さは約30cm程度にしかなりません。ビルベリーの果実は、ブルーベリーよりも小さく、果皮、果肉ともに青紫色をしています。また、ビルベリーには、ポリフェノールの一種で抗酸化作用のある「アントシアニン」がブルーベリーの3~5倍も含まれているため、目の疲労改善のほか、生活習慣病の予防や老化防止にも効果があるとされています。
このような理由からジャムやジュース、菓子の材料にするには、ブルーベリーのほうが適していますが、サプリメントにするには、ビルベリーのほうが優れていると言えます。
「目の健康にはブルーベリー」というイメージが定着してしまったためか、サプリメント名に「ビルベリー」はあまり使われないようですが、できれば原材料を良くチェックし、ビルベリーエキスが使われているものを選ぶようにしましょう。
2011/06/26
脂肪細胞と肥満の関係
いくら食べても太らないという人がいる反面、少し多めに食べると太ってしまうという人がいます。それは、ひょっとして脂肪細胞の数の違いによるのかもしれません。
脂肪細胞は、体内でエネルギーとして消費しきれずに余った分を中性脂肪として蓄える働きをする細胞です。脂肪細胞には、褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞の2種類がありますが、褐色脂肪細胞は全部の脂肪細胞のうちわずか1%しかなく、熱を作り出して体温を維持したり、過剰なエネルギーを燃やす働きをしています。
肥満を引き起こすのは全身に分布する白色脂肪細胞のほうで、エネルギーを中性脂肪として蓄えています。
成人の場合、白色脂肪細胞は250億個~300億個あります。そして、この脂肪細胞は3~4倍にまで膨張させる事ができます。食べ過ぎたりしてカロリーをオーバーすると、それぞれの脂肪細胞が肥大化して肥満体となります。ところが、この脂肪細胞がこれ以上肥大化できなくなってしまった場合、今度は脂肪細胞の数が増加します。
注意しなければならないのは、この脂肪細胞はいったん増えてしまうと、殆ど減少しないということです。
脂肪細胞がふくらんでいるだけなら、食事制限や運動などで簡単にダイエットができますが、脂肪細胞の数が増えてしまうと、ダイエットもなかなか難しくなります。
最近太ってきたと感じたら、脂肪細胞が増える前に食事制限や運動などで、それ以上体重が増えないように注意しましょう。
脂肪細胞は、体内でエネルギーとして消費しきれずに余った分を中性脂肪として蓄える働きをする細胞です。脂肪細胞には、褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞の2種類がありますが、褐色脂肪細胞は全部の脂肪細胞のうちわずか1%しかなく、熱を作り出して体温を維持したり、過剰なエネルギーを燃やす働きをしています。
肥満を引き起こすのは全身に分布する白色脂肪細胞のほうで、エネルギーを中性脂肪として蓄えています。
成人の場合、白色脂肪細胞は250億個~300億個あります。そして、この脂肪細胞は3~4倍にまで膨張させる事ができます。食べ過ぎたりしてカロリーをオーバーすると、それぞれの脂肪細胞が肥大化して肥満体となります。ところが、この脂肪細胞がこれ以上肥大化できなくなってしまった場合、今度は脂肪細胞の数が増加します。
注意しなければならないのは、この脂肪細胞はいったん増えてしまうと、殆ど減少しないということです。
脂肪細胞がふくらんでいるだけなら、食事制限や運動などで簡単にダイエットができますが、脂肪細胞の数が増えてしまうと、ダイエットもなかなか難しくなります。
最近太ってきたと感じたら、脂肪細胞が増える前に食事制限や運動などで、それ以上体重が増えないように注意しましょう。
2011/06/17
寿命を延ばすサーチュイン遺伝子とは?
何度かテレビでも紹介され話題になっているサーチュイン遺伝子は、老化を防ぎ寿命を延ばす遺伝子と言われています。このサーチュイン遺伝子は、もともと地球上の全ての生物が持っていますが、ヒトの場合は10番目の染色体に存在し、普段は休眠しているそうです。
サーチュイン遺伝子を目覚めさせるには、食事を制限する方法と、レスベラトロールを摂取する方法とがあります。サーチュイン遺伝子が目覚めると、細胞中のミトコンドリアが活性化され、活性酸素の発生を抑えたり、動脈硬化や高血糖、骨粗しょう症を防ぎ、薄毛や白髪などのさまざまな老化症状を抑えることもできると言われています。人間の体を構成する肌、血管、脳、筋肉、骨、などの様々な器官が若く保たれ、寿命が延びるというわけです。
レスベラトロールは1939年に北大の高岡道夫氏がバイケイソウから発見した、天然の抗酸化物質です。。動物実験では、長寿、抗炎症、抗癌、血糖降下、放射線障害抑止などの効果が確認されていますが、人間に関しては、まだ未知の部分が多くなっています。しかし、老化を抑え、寿命を延ばすアンチエイジング系のサプリメントとしてすでに出回っているようです。
動物実験においては、サーチュイン遺伝子の働きを強めることによって寿命が20~30%延びることが確認されましたが、人間ならば平均寿命100歳超えも夢ではなくなるかもしれません。
サーチュイン遺伝子を目覚めさせるには、食事を制限する方法と、レスベラトロールを摂取する方法とがあります。サーチュイン遺伝子が目覚めると、細胞中のミトコンドリアが活性化され、活性酸素の発生を抑えたり、動脈硬化や高血糖、骨粗しょう症を防ぎ、薄毛や白髪などのさまざまな老化症状を抑えることもできると言われています。人間の体を構成する肌、血管、脳、筋肉、骨、などの様々な器官が若く保たれ、寿命が延びるというわけです。
レスベラトロールは1939年に北大の高岡道夫氏がバイケイソウから発見した、天然の抗酸化物質です。。動物実験では、長寿、抗炎症、抗癌、血糖降下、放射線障害抑止などの効果が確認されていますが、人間に関しては、まだ未知の部分が多くなっています。しかし、老化を抑え、寿命を延ばすアンチエイジング系のサプリメントとしてすでに出回っているようです。
動物実験においては、サーチュイン遺伝子の働きを強めることによって寿命が20~30%延びることが確認されましたが、人間ならば平均寿命100歳超えも夢ではなくなるかもしれません。
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夏の暑さは、熱中症を引き起こす危険がありますが、そればかりではありません。血圧にも関係して来ますので、高血圧症のシニアの方は十分に注意してください。 暑いとたくさん汗をかき、体の水分が失われて行きます。そのまま水分を補給しないでいると、血液がドロドロ状態になり、血圧が上昇し、心筋...
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暑い日が続き、あせもに悩まされているシニアの方も多いようです。あせもは、汗を出す管(汗の吹き出し口)が、汗が一度に大量に出ることで、塞がれてしまうことが原因で起こります。高齢者の場合は、赤みがかった炎症を起こす「赤いあせも」が多いですが、あせもとばかり思っていたら実は「接触性皮膚...