2010/06/12

梅はその日の難逃れ(うめはそのひのなんのがれ)とは?

「梅はその日の難逃れ(うめはそのひのなんのがれ)」とは日本のことわざで、朝梅干しを食べるとその日は災難を逃れられるという意味です。
これは、梅の効能のすばらしさが、昔から良く知られていたということでもあります。
梅には、血圧安定作用や、疲労回復効果、腐敗防止、腸内環境改善、血流改善、肝機能改善など、上げればきりがないくらいの健康効果があります。

梅には腐敗防止効果があるため、暑い日のお弁当に梅干を入れて行くと食中毒の予防になります。また、食中毒の応急処置として、梅肉エキスが効果があります。食中毒の原因菌にもよりますが、5グラムくらいの梅肉エキスを何回かに分けて飲むと、症状を軽くして行くことができます。

梅の酸味は食欲不振や夏ばて解消、乗り物酔いの予防にもなります。
また、胃液の分泌を正常化し、消化吸収の働きを整えるため、胃潰瘍の予防になったり、下痢や便秘を改善する作用もあります。
その他、梅はアルカリ性であるため、体液が酸性に傾くのを抑えたり、血液をきれいに保つ働きがあり、肝臓病や腎臓病の予防にも効果があります。

ちょうど、新鮮な梅が出回っている時期なので、梅干や梅ジュースなどを作ってみましょう。梅干は保存もきき、毎日1個ずつでも食べるとよいのですが、塩分を取りすぎると逆効果になってしまいますので注意してください。

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