2010/06/05

爪水虫の感染を防ごう

高温多湿の梅雨の時期は、水虫が悪化しやすくなりますが、爪の水虫も同様です。
爪水虫は、通常の水虫と同じ「白癬菌」と呼ばれる菌が爪と皮膚の間に入り込んで起こります。足の親指に発症するケースが一番多いのですが、かゆいという自覚症状がないため、いつの間にか進行してしまうという特徴があります。50代では5人に1人が爪水虫にかかっているとも言われています。

爪水虫の症状は、爪が白く濁ったり、厚みが出て変形したり、黄色みがかってきたり、進行するとぼろぼろと欠けて痛みが出ることもあります。

時々、足の爪を確認してみて上記のような症状が見られたら、早めに皮膚科の専門医を受診しましょう。爪水虫は市販薬では治りづらいものですが、病院にて適切な治療を受ければ早い人なら3ヶ月くらいで治癒します。

爪水虫の原因となっている白癬菌は、空気感染や接触による感染はほとんどありませんが、スリッパやバスマット、じゅうたんなどから家族に感染することがあります。女性や子供は水虫には感染しないのではないかと思われがちですが、そうではありません。
通常の水虫でも爪水虫でも子供にも感染することもありますので、注意が必要です。

爪水虫を家族に感染させないためにも、早期の治療を心がけ、白癬菌を家族共用のものに移さないように気を配りましょう。

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