2009/07/08

加齢臭を予防しよう

40代を過ぎると増えてくる加齢臭。自分でも知らないうちに周囲から「臭い」なんて思われているかも知れません。加齢臭は男性に多いのも事実ですが、女性にもあるので、注意してください。
加齢臭の原因は、肌の皮脂腺という毛穴から出てくる「ノネナール」という物質ですが、このノネナールとは、皮脂腺に溜まったパルミトオレイン酸という物質が、過酸化脂質と結びついてできたものです。ノネナールは、不飽和アルデヒド(有機化合物)の一種で、若い人たちの皮脂腺からは、殆ど検出されない事がわかり、加齢臭の原因とされたのです。また、加齢臭が女性よりも男性に多く見られるのは、男性のほうが皮脂の分泌量が多く、汗やタバコの臭いと混ざって中高年特有の臭いになるからと言われます。女性の場合は、女性ホルモンの影響でノネナールの発生が少なく、普段から肌の手入れにも敏感なため、加齢臭はさほど感じないようです。しかし、更年期を過ぎると、女性ホルモンの分泌量が減少してくるので、注意が必要です。

加齢臭は「青臭さ」と「脂っぽい」臭いが混ざったような臭いです。
自分に加齢臭があるかどうかを判断するには、朝、起きた時に枕の臭いをかいでみる事です。また、脱いだシャツの襟元をかいでみる事により臭いがあれば、加齢臭があると判断できます。

加齢臭を予防するには、まず何よりも肌を清潔に保つことです。特に汗をかきやすい季節には、入浴やシャワーをこまめに浴びるなどして、早めに汗を落としましょう。
また、脂質の多い肉類の食事を減らし、植物性タンパク質やビタミン類を多くとるようにするとノネナールの発生を減らす事ができます。
アルコールの摂取を減らし、タバコの吸いすぎに注意する事も大切です。
ストレスもまた、加齢臭の発生原因になるので、規則正しい生活習慣を保ち、ストレスをためないようにしましょう。毎日、軽い運動を行い、血液の循環を良くしておくのも加齢臭対策として有効です。

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