2009/07/20

夏の抜け毛に注意

夏、抜け毛が多くなったと感じるシニアの方は頭皮の健康に注意してください。
暑い夏はどうしても汗をかきますが、その汗をそのままにしておくと雑菌が繁殖したり、皮脂が毛穴をつまらせたりして、抜け毛の原因になります。

人間の皮膚には、マラセチュアや皮膚ブドウ球菌、アクネ桿菌など約20~30 種類の雑菌が常在していますが、これを「皮膚常在菌」といいます。この中でカビの仲間であるマラセチア・フルフルという菌は、皮脂が多いと活発に繁殖し、フケの原因にもなります。また、毛穴につまった汚れが多くなると、それをえさにアクネ桿菌が異常繁殖し、抜け毛を促進します。
その他、脂が古くなって酸化することにより、炎症がおこり毛が抜けるというケースもあります。

このような皮脂の酸化や、雑菌の繁殖を防ぐためには、汗をかいたらタオルでこまめに拭き取り、なるべく毎日シャンプーをするようにしましょう。夏の間の頭皮のケアは何よりも清潔に保つことが大切です。

また、紫外線も頭皮に悪影響を与えます。直射日光を浴びると、髪の毛はキューティクルを失い、切れやすくなる他、強い日射しにより地肌がダメージを受け、抜け毛の原因になるのです。
外出する時は、必ず帽子などをかぶって紫外線を避けるようにしましょう。ただし、帽子をかぶる際には、なるべく風通しのよいものを選んでください。頭皮が蒸れると雑菌の繁殖を促進してしまい、より抜け毛がひどくなる恐れがあります。
ヘルメットをかぶる機会の多い方も要注意です。

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